医学講座

病院、介護事業者の倒産急増2025

 今日は2025年12月30日(火)です。
 札幌美容形成外科は今日が2025年の診療最終日です。
 今年も事故がなく終えられました。
 医療事故は交通事故と同じです。
 『自分は絶対に事故を起こさない』なんて思わないことです。
 いつ事故を起こすかわかりません。
 毎日緊張して手術や処置をしています。
      ■         ■
 今日のYahoo!ニュースです。
 病院介護事業者の倒産急増=2025年を振り返って
 コロナ禍で文字通り社会を支えた病院や介護事業者の倒産が、過去最多ペースで推移している。9月末、総務省は公立病院の8割が赤字という衝撃的なデータを公表した。
 人件費などの運営コストの上昇が背景にあるが、公立病院だけでなく福祉インフラも直撃している。
 病院・クリニックの倒産は、2025年1~11月で33件に達し、過去20年で2009年同期の40件に次ぐ高水準だ。コスト増に歯止めが掛からず、運営原資となる診療報酬とのバランスが崩れて収益が悪化するケースが目立つ。地方自治体や業界団体は、2026年度の診療報酬改定の大幅な引き上げを要請している。だが、財政制度等審議会は、「開業医の報酬水準の高さは国際的にも際立っている」とメリハリをつけた改定を滲ませる。
 介護では、訪問介護事業者の倒産が急増している。倒産は11月までに85件で、これまでの年間最多だった2024年の81件をすでに上回った。倒産や廃業の増加で、訪問介護の空白地帯は100自治体を超える。大手が進出しない地域で、訪問介護を支えていた小規模事業者を人手不足やコスト高、報酬のマイナス改定が襲っている。
 2025年4月、改正育児・介護休業法が施行されたが、大企業と中小企業には温度差がある。東京商工リサーチ(TSR)が4月に実施した企業アンケートでは、過去1年間で発生した介護離職者うち、介護休業や介護休暇を利用していない割合は54.7%だった。中小企業の3割は、仕事と介護の両立支援の「取り組みや整備した制度はない」と回答し、規模による制度化の格差が顕著だ。
 高市政権は、現役世代の保険料と報酬改定の難しいバランスをどう保つのか。インフラは底割れ寸前だ。

病院・クリニック・訪問介護の倒産推移(1‐11月)
(以上、Yahoo!ニュース、東京商工リサーチより引用)

      ■         ■
 上のグラフをよく見ると、
 倒産件数は
 訪問介護 85
 クリニック 24
 病院 9
 クリニックの経営が厳しいことがわかります。
 倒産はしなくても、
 看板の名前が同じで経営者が交代したクリニックもあります。
 札幌美容形成外科も倒産しないようにがんばります。
 2025年もご声援をいただきありがとうございました。

“病院、介護事業者の倒産急増2025”へのコメント

  1. えりー より:

    今年の仕事納めお疲れさまでした。
    お元気で事故もなく本当に良かった
    です。日々、緊張と共に大変な
    手術をなさっている先生の
    気力、体力、精神力を尊敬して
    います。

    先生の日記で病院、クリニックの
    経営の苦労を知りました。

    来年は診療報酬の見直し等、
    良い方向に進みますように願っています。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    毎日コメントをいただきありがとうございます。無事に2025年が終わってほっとしています。71歳までできるとは夢にも考えていませんでした。国の医療費抑制政策で多くの医療機関が疲弊しています。来年の診療報酬改定が良い結果につながってくれるとうれしいです。一年間ありがとうございました。

  2. なっちゅん より:

    今年も1年間お疲れ様でした。
    漸くホッとできますね。

    病院、介護の場、
    倒産多いのですね。
    心が痛みます。

    先生のクリニック、
    儲け主義ではないので
    少し心配です。

    来年も頑張って下さい。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    毎日コメントをいただきありがとうございます。71歳でお金を儲ける必要は無くなりました。食べて行ければ十分です。昨年から年金もいただきました。国公立病院や民間病院が心配です。医療は必要なんだけどなぁ~です。一年間ありがとうございました。

  3. さくらんぼ より:

    2025年本当にお疲れ様でした。
    今日は一日雨でした。
    買い物にも行かず友達が仕分けした伝票の見直しをしたり確定申告の準備をしています。
    訪問リハビリをしている長男も評価が下がるので休まず、自分達でチラシを作りお客さんが来てくれるようにクリニックに配ったり民間は大変なようです。
    来年は良い年にしたいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    毎日コメントをいただきありがとうございます。医療は斜陽産業になってしまったようです。直美の先生が行く美容外科は倒産しても減ってもいいと思いますが、救命救急センターや大学病院は必要です。ご子息様がなさっていらっしゃる訪問リハビリももっと注目されていいと思います。昨年はヒョウの被害、今年は猛暑と少雨で大変でした。来年は豊作になりますようにお祈りしています。一年間ありがとうございました。

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