院長の休日
小池宏二さんの死を悼む
昨夜(平成24年3月1日)、
札幌市西区むすめやホール西町で、
小池宏二さんのお通夜がありました。
シオノギの小池さんに…
お世話になった医師は…
北海道にはたくさんいると思います。
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小池宏二さんは、
北大薬学部をご卒業なさった薬剤師さんです。
北大薬学部をご卒業後に、
塩野義製薬株式会社に入社されました。
平成8年には札幌支店長に昇進されました。
私は北大やJA帯広厚生病院時代に、
大変お世話になりました。
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私が医師免許を取得したのが…
昭和55年(1980年)です。
免許を取得したものの…
ペーパードライバー以下でした。
大学や医師国家試験で覚える薬の名前は、
一般名という名前だけです。
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処方箋を書くときには…
商品名で書き、
患者さんへの説明も薬の商品名で行います。
この薬の名前を覚えるのが大変でした。
また…
用法・用量という…
薬を何g(または何錠)ずつ…
何日分出すのか…
学校では教えてくれません。
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新米医師に…
懇切丁寧に教えてくださったのが、
製薬メーカーのMRさん(医薬情報担当者)でした。
シオノギの小池さんは…
自社の製品についてだけではなく、
薬のことについて広く丁寧に教えてくださいました。
医師としての生き方も教えてくださいました。
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小池さんは、
自然を愛する方でした。
北大山とスキーの会の幹事をなさっていらして…
山小屋の管理運営にもご尽力なさっていらっしゃいました。
昨夜のお通夜の祭壇には、
小池さんが愛用されたスキーとウェアーも飾られていました。
毎年、自然を題材とした版画の年賀状をいただいていましたが、
今年は体調不良で断念と書かれていました。
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昭和16年5月生まれで満70歳でした。
昨年8月に肺がんが見つかり…
手術を受けられ…
その後も最先端の治療を受けられましたが…
2月28日に永眠されました。
昨夜のお通夜には…
北大医学部の名誉教授もいらしていました。
心からご冥福をお祈りしています。
小池さんありがとうございました。
“小池宏二さんの死を悼む”へのコメント
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小池宏二氏のご冥福を心からお祈りいたします。先生 癌末期でも 治る薬、治療法がみつかるといいですね・・・。