院長の休日

看護師になってね お母さん

 平成24年10月6日、朝日新聞、声の欄への投稿と、
 それについての、10月11日の投稿です。
 6日の投稿は北海道では10日に掲載されました。
 看護師になってね お母さん
 中学生 原口風花(福岡県久留米市 12)
 私が最近一番うれしかったことは、お母さんが看護専門学校に入学したことです。お母さんは私が小学6年の時に、以前から続けてきた会社のパートをやめざるをえなくなり、お父さんの収入だけで生活することになりました。
 お母さんは「あなたたちの進学のこともあるからね」と言うと、看護師を目指すことを決意しました。そして、入学試験に向けて勉強をスタートさせました。私は「すごいな。受かるといいな」と心の中で応援していました。
 家事と勉強の両立が難しいと思ったので、私は少しでも勉強時間が増えるように家事を手伝いました。昨年10月の試験日、お母さんはとても不安そうでした。私は受かってほしいという気持ちでいっぱいでした。試験が終わって、お母さんは「絶対落ちた」と落胆していました。
 翌日、一緒に結果を見に行きました。そこにお母さんの番号がありました。「よかった」。私も勉強がんばります。お母さんのように。
 平成24年10月11日の声の欄への投稿です。
 現役看護師の私からもエール
 看護師 横市美和(福岡県宇美町 39)
 「看護師になってね お母さん」(6日)を拝読いたしました。
 私は免許を取得してから、そろそろ20年に届こうかという現役看護師です。小学生の娘を持つ母親でもあります。投稿者のお母様と多分、同世代です。
 お母様は一大決心をされ、血のにじむような努力をされていることと想像します。そして、学業と家庭との両立には、家族皆の支えが重要です。中学生も忙しいでしょうが、お母様をこれからも信じて助けてあげて下さい。
 看護学校合格、今は看護学生。そして近い将来、臨床での現実が待ち受けています。慣れない新しい環境。日進月歩の医学に置き去りにされないよう、勉強はさらに続きます。看護師になる強い気持ち、初心を忘れることなく共に頑張りましょう。たくさんのやりがいと、人々の笑顔がもれなく待っているのですから。
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 風花ちゃんのお母さんは、
 おそらく…
 社会人入試で合格されたと思います。
 昨年10月の入試ですから…
 もう看護学生1年生でしょうか?
 基礎看護実習などで、
 看護師としての基礎を学んでいることと思います。
      ■         ■
 お嬢さんが12歳の中学生ですから…
 どう考えてもお母さんは30代です。
 子どもさんがいらして…
 入試勉強は大変です。
 合格できたのはすごいです。
 医学部にもお母さんやお父さんの学生さんが…
 私の時代からいました。
      ■         ■
 子どもがいるのに…
 医学の勉強をするのは大変です。
 在学中に出産して育児をしながら勉強し、
 医師国家試験にも一発で合格した女性も知っています。
 母は強いです。
 おじさん先生も応援しています。
 優しい看護師さんになれると思います。
 がんばってください。

“看護師になってね お母さん”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    愚息も5年間 介護福祉士をして看護師を目指しましたが社会人入試で落ち、一般入試の後期で 高倍率の中なんとか受かり一年生になりました。 本間先生のご指導と励ましがあったから頑張れたとおもいます。 ありがとうございました。ただあまり遠くに行ってしまい 心配です。 年中試験ですでに二人落第したそうです。 年齢も18歳から40代までいるようです。 まみ子師長さんのような看護師になり 患者さんに慕われる看護師になって欲しいです。

  2. なっちゅん より:

    30代で家事をこなしつつ合格したお母さんの根性は素晴らしいですね。
    家庭の事情もあったでしょうが、頑張りぬいた姿はお子さんに写って
    更にいいお母さんとなったでしょう。

    看護師さんのと普通の資格取得は違うと思いますが、
    自分の経験上、40歳迄位は脳はまだ元気だと思います。

    もう来年50歳を目の前にしている私は、もう主人と言った言わないでもめています。
    あーなんてくだらないのでしょう。

  3. 横市美和 より:

    稚拙な文章で、まさかの投稿欄に採用された驚きの本人です。
    ご掲載いただきましてありがとうございます。
    たまたまネットサーフィンしててたどりつきました。

    私自身は、某総合病院出身で、付属の看護学校でして、いわゆるレギュラーコースでした。
    その後、ICU配属(現在は、危険な新人類の配属は皆無でしょう)で、毎日毎日過酷な日々でした。
    しかも実際のところ、希望なわけでなく、苦痛そのものでした。

    今も看護師という仕事を自分に問いながら、頑張る日々です。
    命に携わる仕事なので、仕事できて当然で、患者様にも、スタッフ間でも、できなければ、それなりと評価される厳しい世界ですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございました。北海道版の朝日には少し遅れて掲載されました。先輩からのエールは心強いものがあります。ますますのご活躍を祈念しております。

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