院長の休日
「すべての夫」の給料が先だ
平成26年11月1日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
「すべての夫」の給料が先だ
看護師 鈴木妙子(静岡県 58)
安倍晋三首相は「すべての女性が輝ける社会を」と言うが、今は「女性が輝けていない社会」なのか。どうなれば「輝ける社会」になるというのだろうか。
男性は若者から中高年まで、正社員になれず、安い給料で普通の生活すらできずに、生きることに苦しんでいる人も多い。夫や息子、恋人が苦しんでいる社会で、「すべての女性が輝ける社会」などあるはずがない。
「すべての女性が輝ける社会」イコール「すべての女性が就職する社会」ということならば、反論する。出産する女性にとって、子育ては最高に輝ける時だ。子どもにとっても、自立まで母親は重要な存在だ。親子の愛情、ぬくもり、絆を築く時期だ。赤ちゃんや幼児は「ママにいてほしい」と思っても、泣くことしかできない。私は、仕事よりも子育ての方が大事だと思う。
国は今、子どもを預けて母親が働くことを、やたら積極的に進めようとしているように見える。それよりも国がやらなくてはいけないことは、「すべての夫」が親子できちんと生活を送れるだけの、ちゃんとした給料を取れる社会にすることだ。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私は投稿者の鈴木様のご意見に賛成です。
鈴木さんは看護師さんです。
年齢は私の奥さんと同じです。
病院は女性が圧倒的に多い職場です。
院内保育所もありました。
保育所に子どもさんを預けて、
働いていらした、
お母さん看護師さんもたくさんいました。
■ ■
私が尊敬する看護師長さんが、
ある時、
自分が働いていたことが、
(自分の)子どもにとって、
よかったのか?
考えることがある…
…と話してくれたことがありました。
■ ■
師長さんの子どもさんは、
国立大学に入られ、
国家資格も取得された立派な方です。
師長さんは、
自分が苦労して子育てをしたので、
部下の看護師さんにも理解がありました。
朝5時に起きて、
洗濯をして朝食を作っていらしてました。
■ ■
働くお母さんが一番困るのが、
子どもが病気になった時です。
病児保育をしてくれる保育園は、
残念ながら、
病院の院内保育所ですら聞きません。
子どもさんが熱を出したら、
遠くの親やご主人がいらしてました。
■ ■
赤ちゃんや幼児は
「ママにいてほしい」と思っても、
泣くことしかできない。
私も子どもさんが小さいうちは、
仕事よりも子育ての方が大事だと思います。
病児保育を含めて、
お母さんが安心して子育てができる
…そんな国になってほしいです。
“「すべての夫」の給料が先だ”へのコメント
コメントをどうぞ
マタハラもある時代ですもんね。
昔は妊娠しただけで辞職してくれと言われてた同僚がいました。
出産休暇があるのに、と食い下がると、そこ迄の人材じゃないと言われ泣く泣く退職しました。
セクハラもありましたね。
その当時にはない言葉でした。
そうですね。私も子供を見たかったのですが、仕事が忙しくおしめが取れないうちから保育所のお世話になりました。 お迎えはじいちゃんでした。 安心して女性が子育てができるのには、男性の収入が高くなくてはだめですよね。地方では一般企業、中小企業の賃金はまだまだ低いので 改革はそこからして欲しいとおもいます。
賛成です。私が思っていたことを言葉で表してくれました。女性が輝くのは仕事だけではない。趣味を通して地域活動をしたり、ブログなどで好きなことを発信していく。それでもその人がやりがいを感じていれば、十分輝いているといえるのでは?夫の給料で好きなものを買い、好きな時間を過ごすのだって、私には輝ける時間だと思います。
新聞を読んで、良くぞ言ってくれました、と拍手しました。
今、息子のところには1歳過ぎの孫がいます。保育所に行っていますが、土日もママは仕事が多く息子が見ています。
と言っても、家事もあり、手伝いに行くと家の中はいつも散らかり放題。
仕方ないとは思いますが、毎回だとやはり気が滅入ります。
孫と遊ぶ前に、まず掃除。息子は洗濯。
慌てて昼食を食べさせると、昼寝。ママが帰る前には私は帰るので、ほとんど遊べません。
息子も休日が家事だけというのは親として悲しい。
せめて、3歳まではじっくりと子育てしたほうが、本当はいいのになぁ・・と思ってしまう婆です。
だって、この可愛い時は今しかないんだから。勿体無いよ。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。仔犬がかわいいように、人間の子も小さいうちがほんとうにかわいいです。日曜日もお仕事のママはかわいそうですね。もったいないと思います。