昔の記憶

リラ冷えの街2014

 ようやくライラックが開花したと思ったら寒くなりました。
 この寒さの戻りを、
 リラ冷えといいます。
 札幌市の木がライラックです。
 英語はライラック「Lilac」。
 フランス語はリラ「Lilas」。
 和名はムラサキハシドイといいます。
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 「リラ冷えの街」という、渡辺淳一さんの小説があります。
 昭和45年に北海道新聞日曜版に連載された小説です。
 当時、本間家では…
 朝日新聞しか購読していなかったので、
 私はこの連載は読んでいません。
 私が札幌西高校1年生の時です
 札幌オリンピックが昭和47年でした
 オリンピックを目指して札幌の街づくりが盛んでした。
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 医学生と人工授精が関係する小説です。
 私が学生の頃から、
 札幌医大産婦人科では不妊治療をしていました
 人工授精に使われる精子は、
 医学生が提供すると言われていました。
 数人分を混ぜて…
 誰のかわからないようにすると言われていました。
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 医学生のアルバイト?があったかどうかわかりません。
 少なくとも私自身や私の友人に、
 精子提供者はいませんでした。
 あまりおおっぴらにできないので、
 おそらく医局との個人的なつながりで?
 契約していたのかも?
 …と想像します。
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 最近になって、
 人工授精で生まれたと知った人が、
 自分の遺伝上の父を探して、
 大学医学部に情報開示を請求したという記事を読みました。
 お気持ちはよく理解できます。
 でもおそらく資料は残っていないと思います。
 昭和40年代~50年代は、
 将来情報開示請求があるとは考えていなかったと思います。
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 もし私が遺伝上の父を見つけるとしたら、
 大学医学部の卒業記念アルバムを探します。
 学会で知り合った先生を通じて、
 先輩や後輩を紹介してもらいます。
 同級生だったら、
 『○○先生の若い頃にそっくりだ』
 …とわかると思います。
 DNAを調べるより早いと思います。
 遺伝上の父は難しい問題です。

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