医学講座

車の構造と顔のケガ2020

 昨日の院長日記、
 Vanishing Professions 消えゆく職業
 …で考えてみました。
 私が形成外科医になって40年です。
 少なくなった形成外科手術は、
 交通事故の顔のけがです。
 顔にたくさんのキズできる事故が減りました。
      ■         ■
 自動車の安全面が変化しました。
 一番の原因は自動車ガラスです。
 昔の車は、
 部分強化ガラスというガラスでした。
 衝突すると、
 こなごなになりました。
 この小さなガラス片が顔にたくさんのキズをつくりました。
      ■         ■
 私たちは、
 キズからガラスを一つひとつ丁寧に取り出しました。
 今の車は、
 合わせガラスです。
 衝突しても粉々になりません。
 義務化されています。
 これが顔のケガが減った原因です。
      ■         ■
 40年前はシートベルトも2点式でした。
 今は3点式シートベルトです。
 後部座席にもついていて、
 義務化されています。
 これでケガが減りました。
 せっかくの安全設備なので、
 面倒だと言わずにしっかりつけていただきたいです。

“車の構造と顔のケガ2020”へのコメント

  1. えりー より:

    昔は道路に粉々のガラスが
    落ちていることがよくありましたが
    自動車のガラスが変化したのですね。
    知りませんでした。
    大きなケガを防ぐためにも
    少しの乗車でもシートベルト着用は
    大切ですね。今日も知識をありがとう
    ございました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。昔は顔のキズの手術が多かったですが激減しました。シートベルトは面倒でも必ず装着してください。チャイルドシートもお願いします。大切な命を守るためです。私は高速バスでも必ずシートベルトをします。

  2. なっちゅん より:

    車のガラスが変わったのを
    知りませんでした。
    安全性の高いガラスになり良かったです。

    私も高速バスでは
    シートベルトをします。

    友人にはバカにされてますが
    やはりシートベルトは
    大事だと思ってます。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私は形成外科医になって交通外傷を多数みるようになってから安全に対する意識が変わりました。昔は高級車にしか合わせガラスはついていませんでした。きっと高いのだろうと思います。高速バスでもシートベルトをしています。バスでも事故になることがあります。ベルト一つで生死が分かれることもあります。

  3. さくらんぼ より:

    犬も助手席に乗せる時はわんこシートをしなければならず、買ってはみたものの、大人しくしてません。シートベルトはもちろん、十字路の安全確認もしっかり止まり首をきちんと動かして確認しましょう。最近主人がつかまりました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ワンコ用のシートは知りませんでした。ご主人様はお気の毒でしたね。札幌では北海道警察がパトカーのレーダーを悪用して違反していない人を検挙した事件がありました。

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