昔の記憶

人生で一番ひまな時

 医師国家試験も…
 看護師国家試験も…
 終わりました。
 今年の医師国家試験は…
 難しかったようです。
 3月末の発表までは、
 人生で一番ひまな時です。
      ■         ■
 私が医師国家試験を受けたのは…
 1980年(昭和55年)でした。
 ちょうど30年前です。
 当時は4月に国家試験があり、
 合格発表は5月でした。
 仕事は、
 5月の連休明けからが…
 一般的でした。
      ■         ■
 運転免許証は…
 試験場に行って…
 学科試験に通ると即日交付となります。
 (昔は交付まで時間がかかりました)
 医師免許証は…
 合格発表から…
 免許証の取得まで時間がかかります。
      ■         ■
 合格発表の後で、
 診断書などを提出して…
 医籍(いせき)という…
 お医者さんの戸籍のようなところへ登録して、
 医籍登録番号をいただいて、
 はじめて医師免許取得となります。
 医籍登録の前は、
 無免許です。
 私の登録は5月26日でした。
      ■         ■
 国家試験が終わってから…
 仕事を始めるまでの期間は、
 免許証がないので…
 何もできない時期です。
 多くの医学生は、
 この人生で最後の…
 一番ひまな時期を有意義に使っています。
      ■         ■
 一般的なのは旅行です。
 私が卒業した30年前でも…
 海外旅行へ行く友人もいました。
 当時も格安航空券がありました。
 ヨーロッパへ行った友人が、
 格安航空券のために…
 帰りの飛行機に乗れなかった…
 …なんて事件もありました。
      ■         ■
 私は離島が好きだったので…
 医師になったら…
 絶対に行けないだろうと考えた、
 小笠原に行きました。
 おがさわら丸という船で、
 東京の竹芝桟橋から丸一日以上かかりました。
 小笠原の父島に着き、
 民宿に泊まりました。
 今でも小笠原には飛行場がありません。
 人生で一番のんびりと過ごした、
 私の忘れられない時期です。


私の医師免許証です

“人生で一番ひまな時”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ