医学講座
第55回日本形成外科学会(東京)⑥
今回の第55回日本形成外科学会に参加して、
強く感じたことです。
塩谷信幸先生が育てられた、
北里大学形成外科はすごい。
教室も立派に発展され…
弟子もみごとな先生ばかりです。
■ ■
学会2日目の夕方にあった、
会長特別企画ミニレクチャー
美容外科を志す若き形成外科医のために:
私は形成外科の経験をどのように美容医療に役立ててきたか
第6会場という…
少し離れた会場でしたが…
立ち見が出るほどの大盛況でした。
■ ■
若き形成外科医のためにと書かれていたのに…
私のようなじじいまで参加したのが原因です。
でも…
私より偉い先生もたくさん会場にいらっしゃいました。
日本形成外科学会は大きくなりました。
今回の参加者は2000人を大きく超えました。
美容医療に興味を持つ先生が増えました。
女性の先生が増えました。
■ ■
学会抄録に書かれていた司会の言葉です。
司会:武田_啓(北里大学_形成外科・美容外科)
島倉康人(北里大学_形成外科・美容外科)
将来美容外科医となることを志す形成外科医は数多く存在するものの、一般の形成外科施設において美容医療を習得し、また教育していくことは容易ではない。
今回の学会を主催する北里大学形成外科・美容外科学教室は早くより美容外科外来を併設し、美容医療にも積極的に携わり、多くの美容外科医を輩出してきた。
形成外科の日常診療と教育のなかで、若手医師は美容外科をどう学んでいけばよいのか、経験豊富な美容外科医の諸先生方に経験を踏まえて語っていただこうと本ミニレクチャーを企画した。今後の美容外科への取り組みの一助となれば幸いである。
■ ■
1時間30分のミニレクチャーで、
北里大学形成外科出身の5人の先生が、
形成外科の経験を、
どのように美容医療に役立てたか?
詳しく解説してくださいました。
全員の先生が…
北里大学形成外科で学んだことが、
美容医療に役立っていると言われました。
■ ■
私の主治医である、
聖路加国際病院形成外科の大竹尚之先生は、
私は形成外科とか美容外科とかを分けて考えたことはない。
顔貌で困っている人を助けるために治療してます。
…と発言されました。
私も同じ考えです。
ここからが美容外科で、
ここまでが形成外科という線引きは難しいです。
困っている人の役に立つのが、
医療の原点だと思います。
素晴らしい学会を開催していただいた、
北里大学形成外科の皆様に感謝しています。
ありがとうございました。