昔の記憶
不合格をなげくな!
挫折感
…という2007年3月17日の院長日記があります。
合格発表の季節です。新聞には予備校の大きな広告が掲載され、有名大学に合格した方の嬉しそうな顔写真があります。一方で、無念の結果に肩を落としている方もいらっしゃると思います。
私は、札幌西高校から札幌医大を受けた18歳の春に不合格になりました。今から考えても、数学ができなかったためです。当時は、大きな問題が4問程度あり、最後の一問ができるかできないかで合否が決まりました。私の時は、確率・統計が最後の問題で、これがダメでした。
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私は合格発表の時期になると…
自分が合格して喜んだ時より…
不合格だった時のことを思い出します。
挫折感です。
人生、いろいろなことがあります。
不合格をなげいていても…
来年の合格は得られません。
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そういう私も…
浪人が決まって、私は札幌予備学院の医進コースに入りました。最初はあまりヤル気が出ませんでしたが、私以外にもたくさんの人が落ち、中にはどうしてこの人が?と思うような優秀な人がいることを知りました。予備校当時に一緒だった人が、たくさん医師となり活躍しています。不合格はつらい体験ですが、挫折感を味わった事は、私の人生にとって有意義だったと思います。私は1年間の予備校生活の後、札幌医大に合格できました。
予備校の1年間は人生の中でもっとも勉強した1年でした。こうして毎日日記をつけるのも、その当時に経験した『継続は力なり』という教訓から生まれた習慣だと思います。一度決めたら最後まで頑張る力は予備校時代に培われました。
今年、不運にも志望校に合格できなかった皆さん。どうか頑張ってください。1年間努力すれば必ず成果は出ます。自分で決めた目標に向かって努力している時が、人生の中でもっとも充実している時期だと私は思います。応援しています。
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不運にして…
2浪目になったみなさん、
なげかないでください。
浪人は無駄ではありません。
不合格の原因をさぐってください。
来年はきっと桜が咲きます
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自分の思い通りにならなかった時、
原因をしっかり分析し、
どう対処するかが問題です。
観察→分析→判断
…は受験以外でも役立ちます。
さあ、
気を取り直してがんばってください。
ひょっとすると…
補欠合格もあります。
最後まであきらめないことです。