院長の休日
JR北海道の脱線事故2013
JR北海道の脱線事故が、
新聞やTVで報道されています。
脱線事故は、
2013年9月19日午後6時5分ごろ、渡島管内七飯町大沼町のJR函館線大沼駅構内で、帯広貨物(帯広市)発熊谷貨物ターミナル(埼玉県)行きの貨物列車(18両編成)の6~9両目の計4両が脱線しました。
列車の安全運行に欠かせない保線作業の不備が全社的にまん延していた実態が明らかになった。
…と厳しく非難されています。
■ ■
家内の父はかつて、
JR西日本で尼崎保線区長をしていました。
平成5年(1993年)4月6日に、
急性心筋梗塞で亡くなりました。
64歳でした。
家内が…
おじいちゃんが生きていたら…
残念に思う…
…と言っていました。
■ ■
私はJR北海道の人間ではありません。
義父がJRの保線区長だっただけです。
JRの肩を持つつもりはありませんが、
JR北海道だけを責めるのは…
いかがなものかな?と考えます。
2年前には、
JR北海道の中島尚俊社長(64)が亡くなりました。
■ ■
どんなに優秀な経営者でも、
予算がなければ保線作業はできません。
走れば走るほど赤字が増えるローカル線が多い北海道です。
基金の運営で赤字を補填しなさいと言っても、
超低金利では補填なんかできません。
現場の保線区だって…
予算と人が潤沢だったら、
放置なんてするはずがありません。
■ ■
国の政策で国鉄がJRになりました。
JR東海はリニア建設をするそうですが、
北海道にはそんなお金はありません。
新聞も、
JR北海道だけを責めないで、
根本的な問題について書くべきです。
どんなに優秀な人が社長さんになっても…
解決できない問題だと思います。
早く安全安心な線路が維持できるようになってほしいです。