二重・眼瞼下垂
第38回日本美容外科学会(横浜)③
今回の第38回日本美容外科学会(横浜)で、
一番聞きたかった内容が、
シンポジウム8
他院でおこなった眼瞼下垂手術の修正
―美しい重瞼ラインを作るための工夫―
…でした。
シンポジウムを聞いた正直な感想は、
難しい患者さんは誰がやっても難しいです。
■ ■
目は身体の中でも最も目立つ部位です。
おっぱいが左右で多少違っても、
それほど気になりません。
下着で隠すこともできます。
もともと左右差のあるおっぱいの人はたくさんいます。
目も、
もともと左右差がある人はたくさんいます。
■ ■
保険診療で5万円でしても、
自由診療で50万円でしても、
高齢者の方が1万5千円くらいでしても、
医療保護の方がただでしても、
【左右差を無くすのが】
【先生の腕でしょ】
…と言われます。
美容形成外科のつらいところです。
■ ■
シンポジストで最後に登場したのが、
蘇春堂形成外科の
野平久仁彦先生です
野平先生は誰もが認めるスペシャリストです。
再来年の日本美容外科学会会長です。
野平先生の演題名は、
SY8-5他院で行われた眼瞼下垂症術後変形の治療
スペシャリストの野平先生ですら、
一度の修正手術では治らず、
平均手術回数2.0以上の患者さんがいました。
■ ■
座長の新横浜形成クリニック、
岩波正陽先生が言われたように、
前の先生がどんな手術をしたのかもわからず、
どこにどんな糸で固定されているかもわからず、
他院で行われた眼瞼下垂症の治療は難しいです。
一つだけ言えるのは、
最初にいい手術を受けた人は、
たとえ修正手術になってもやりやすいです。
最初にとんでもない手術を受けた人は、
どんな名医でも治すのが難しいです。
形成外科専門医でもレベルが違います。
自分の好みの目もあります。
先生は慎重に選んでいただきたいです。