医学講座
梅澤文彦先生ご逝去
昨日、日本美容外科学会新聞、
2017年3月31日(金)
第021号が届きました。
そこに、
梅澤文彦先生の訃報が掲載されていました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
偉大な先生でした。
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梅澤文彦先生ご逝去
梅澤文彦先生が、本年1月19日未明にご逝去されました。
先生はまさに日本の美容外科のパイオニアであり、美容医療を日本に根付かせ発展させた最大の功労者でありました。
また戦後、美容外科医学の元祖とも言える十仁病院の院長として実践面においても自ら美容医学の技術の発展に尽力されました。
当学会は先代の梅澤文雄先生の時代の1966年、当時の文部省から認可され、文彦先生が継承された1985年には、第2回国際美容外科学会も学会長として日本で開催致しました。
先生は「美容も立派な医療であり、人を幸せにする医学である」ということを広く定着させることに生涯をかけて尽力されて来られました。
その後、学会長の皆様、理事の皆様、その他各方面の方々のご協力により、当学会は着実に発展してきて、本年5月には「第105回日本美容外科学会」が森上和樹学会長のもと盛大に開催されることとなり、梅澤先生も大変喜んでおられることでしょう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
保志名 勝
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とても残念で悲しいです。
2016年11月8日のFBには、
胃カメラしてきました。
問題ありませんでした!
上の写真が載っていました。
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毎年の日本美容外科学会では、
最前列でしっかり見ていらっしゃいました。
私の記憶が正しければ、
梅澤文彦先生は、
1934年1月(昭和9年1月)生まれで、
83歳です。
まだまだお元気でご活躍していただきたかったです。
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私が札幌医大を追い出されて、
中央クリニック札幌院の院長に就任したのが、
2002年でした。
今から15年前です。
当時は、
日本形成外科学会専門医が、
十仁系の日本美容外科学会(JSAS)に参加するのは、
おきてやぶりのような感じでした。
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チェーン店の美容外科に就職するのも、
ご法度という雰囲気がありました。
ですから、
私は国際学会でしか発表しませんでした。
上海の学会に着いたら、
十仁病院院長の梅澤文彦先生が
わざわざ私のところへいらしてくださり
「先生ようこそこの学会にいらしてくださいました」
とおっしゃってくださいました。
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少し肩身の狭い思いで参加した私は、
VIPの梅澤先生から歓迎されて、
とても嬉しく思いました。
上海の学会では韓国や台湾、中国の先生と親しくなりました。
日本に帰ってから
韓国の先生から韓国へ講演に来てくれないか?
…とメールをいただきました。
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今でこそ日本美容外科学会(JSAS)に、
現役の形成外科教授が参加して、
特別講演をする時代になりました。
日本形成外科学会の偉い先生の中には、
日本美容外科学会(JSAS)を嫌う先生もいます。
でも、
私は十仁病院院長梅澤文彦先生の、
寛容な心を忘れません。
梅澤先生安らかにお休みください。
日本美容外科学会に迎えてくださり、
ほんとうにありがとうございました。