医学講座
DNR心肺蘇生をしないでください
DNRでぃーえぬあーると呼びます。
医学で使う時には、
死ぬ時に、
心肺蘇生しんぱいそせいをしないでください。
(私はこのまま天国に行きます)
…という意思表示になります。
高齢のお年寄りが急変した時にどうするか?
病院から聞かれることがあります。
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高齢でなくとも、
自分が死ぬとわかってきた時に、
意思表示をしておくことがあります。
ウィキペディアによると、
do not resuscitate蘇生措置拒否と訳される。
死を覚悟した患者ないし家族によって、
容態が急変し心停止に至っても心肺蘇生法を行わないで、
静かに看取って欲しいという意思表示がなされることがある。
医療機関で、前もってこれらの要望を記載する用紙を「DNRシート」と呼ぶ。
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心肺蘇生というのは、
よくTVでやっている、
心臓マッサージと人工呼吸のことです。
心臓マッサージは、
かなり激しい医療行為です。
肋骨が折れることもあります。
心臓マッサージを10分もすると、
くたくたになります。
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事故や病気で、
急に心臓が止まった時には、
もちろん心臓マッサージをします。
除細動装置を使うこともあります。
オレンジのAEDAutomated External Defibrillator
自動体外式除細動器は街中でもよく見かけます。
病院には昔から除細動器があります。
装置を作働されると身体がびくっっと動きます。
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私はもし自分が助かる見込みがなかったら、
もちろんDNRです。
使えるところがあれば、
ドナーになります。
提供する組織は、
すべてです。
もちろん採皮もしてもらいます。
採皮するのは形成外科の先生です。
採皮に失敗して、
皮膚に穴があいても文句は言いません。
化けて出ることもしません。
私はけちな男なので、
使えるものはすべて提供します。