医学講座

第35回北大形成外科アカデミー

 昨日(2017年12月16日)京王プラザホテル札幌で、
 第35回北大形成外科アカデミーが開催されました。
 私が毎年楽しみにしている、
 北大形成外科のセミナーです。
 昨年は、
 函館中央病院形成外科の
 木村中きむらちゅう先生のご発表がありました。
 今年は、
 旭川厚生病院形成外科、山尾健先生、
 時計台記念病院形成外科、内山英祐先生、
 北海道がんセンター形成外科、齋藤亮先生、
 3施設の教育研修施設リポートがありました。
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 続いて、
 院生研究発表
 佐藤千草先生、
 藤田宗純先生、
 前田拓先生、
 石川耕資先生、
 4人の先生のご発表がありました。
 すでにPRSなどの外国雑誌に投稿を受理されている先生もいらして、
 素晴らしい研究成果を見せてくださいました。
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 最後の1時間が素晴らしかったです。
 2017年12月1日から、
 福島県立医科大学形成外科教授に就任された、
 小山明彦教授
 …のご発表でした。
 Session3
 特別セミナー(16:30~17:30)60分
 Moderator:古川洋志
 福島県立医大形成外科教授選考セミナー2017
 福島県立医科大学形成外科小山明彦教授
 今年8月29日、福島県立医科大学形成外科学講座主任教授選考セミナー、すなわち教授会でのプレゼンテーションおよび面談を経験いたしました。私にとってこれまでの人生においてとても貴重な経験でした。
 公募は1月に発表され、3月17日の期限までに書類の提出を終え、その後公募期間が5月31日まで延長されたため、業績と履歴書の内容を更新して、差し替え書類として提出いたしました。教授選考セミナーの案内を受け取ったのが6月13日で、課題は以下のとおりでした。
①「形成外科の果たす役割」をテーマに、形成外科学への興味を高める工夫を凝らした医学部3年生向けの模擬講義、
②教育・診療・研究に間する今後の抱負、という内容で、それぞれ30分ずつの計1時間のプレゼンテ一ションです。「模擬講義」というユ二ークな課題は、医師不足にある福島において人材確保の力量を重視しての設定なのかもしれません。そこで私はこれまで北大形成外科の先輩方が成し遂げてこられた素晴らしい臨床の成果を講義内容にたくさん使わせて頂きました。形成外科の魅力を伝えることのみならず、私自身を形成外科医として育んでくれた環境がいかに素晴らしいところであったかを大いにアピールできたものと思っています。
 今回、教授選考のプレゼンテ一ション①と②を、実際に行ったままに発表いたします。
 小山明彦先生ご略歴
【学歴・職歴】
1985年 福島県立安積高等学校 卒業
1991年 福島県立医科大学 卒業
1991年 北海道大学医学部形成外科学教室 入局
2003年 北海道大学大学院(医学研究科・博士課程) 卒業
2005年 北海道大学病院形成外科 助手
2007年 Necker小児病院Cranio-Facialunit(パリ第5大学)留学
2008年 北海道大学病院形成外科 助教
2008年 北海道大学病院形成外科 講師
2010年 北海道大学病院形成外科 診療准教授
2017年 北海道大学病院形成外科 診療教授
2017年 福島県立医科大学形成外科 教授
~現在に至る

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 素晴らしいご発表でした。
 教授選考に 
 形成外科の果たす役割」をテーマに、
 形成外科学への興味を高める工夫を凝らした
 医学部3年生向けの模擬講義

 …は最高の選考方法だと思いました。
 論文のインパクトファクターより、
 実際に教育者としていかに学生に魅力ある講義ができるか?
 その先生の力量を測ることができます。
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 模擬講義の中には、
 小山明彦先生が経験された数々の症例が出されていました。
 選考委員の教授には、
 大いにアピールしたことと思います。
 小山明彦教授は、
 プレゼンの技術も素晴らしいです。
 Macとパワーポイントを駆使し、
 形成外科の素晴らしさを、
 これでもかこれでもか
 …というくらいアピールされました。
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 小山明彦教授が就任されて、
 母校の福島県立医科大学に、
 たくさんの入局者が来てくれると思います。
 東日本大震災で被害を受けた、
 福島県民には、
 最高の朗報です。
 小山明彦教授が、
 ますますご活躍されることをお祈りしています。
 全国の医学部生に聞かせたい講義でした。

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