昔の記憶
貴女たちの働きぶりに脱帽です
平成29年12月22日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
貴女あなたたちの働きぶりに脱帽です
製陶業 廣田芳樹(茨城県 66)
最近、妻を亡くした。生前、「食前、食後にケンカしています」と冗談めかして人に言っていたのだが、いなくなってしまうと、情けないくらい悲しく落ち込む日々である。
子がないので、高齢者の独居老人となってしまったが、生活は続く。妻がやっていた家事一切と、個人経営の焼き物屋なので、妻が分担していた成形の手仕事も私がする。ところがどっこい、これが大変な労務なのである。頭では分かっていたつもりだが、妻の働きは驚くばかりのものだった。
主婦業とひとくくりにされる、賃金には換算されぬ世の多くの女性たちの偉大な働きに、本当に頭のさがる思いだ。「そうよ、大変なのよ。仕事をしながら料理を作り、掃除・洗濯をし、その合間に子育てをやってんだから!」と、妻の友人が言っていたっけ。
昨今の大企業の不正にしても、20年前の金融危機にしても、男社会のなれの果て。まだまだ政治経済は男中心に動いている。だからこそ、女性方に心の中で最敬礼している。男性の一部からチッという舌打ちが聞こえてきそうだが、最愛の相方を失って得た実感だ。女性の皆さん、貴女(あなた)方は偉い!
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
茨城県の製陶業、廣田芳樹さん66歳の投稿に、
思わず、
そうですね、
脱帽ですね、
…と思いました。
私より3歳年上のご主人が、
奥様を亡くされ、
さぞ悲しいことと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。
■ ■
私の恩師、大浦武彦先生が、
涙を流しているのを、
一度だけ見ました。
奥様の葬儀でした。
恩師、大浦武彦先生のお言葉です。
奥さんを大切にしなさい
今朝の朝日新聞を読んで思い出しました。
■ ■
本間家も、
食前食後にケンカ以上に、
よく喧嘩をします。
本間家は、
子育ては終了しました。
奥さんと犬と私だけです。
貴女あなた方は偉い!
…と、
女性に心の中で最敬礼しています。
廣田芳樹様の奥様のご冥福をお祈りしています。