昔の記憶
本間家の墓
今日は2017年12月26日です。
今年も残すところあと5日です。
年末は忙しい美容形成外科ですが、
今年は曜日の並び方のためか?
繁忙期のピークがずれています。
年末の手術がキャンセルになったこともあり、
例年より少し余裕があります。
時間ができたのでクリニック内の整理整頓をしています。
■ ■
山形のさくらんぼさんから、
お墓のことをお聞きしました。
本間家もお墓でもめました。
親父が亡くなる前に、
用意周到な私は、
墓の準備をしたら!
…と父親に言っていましたが、
一向に腰を上げませんでした。
■ ■
本間家の墓は、
札幌市の平岸霊園にあります。
私の祖父、
本間紀一が47歳の時、
昭和10年(1935年)に札幌市の山鼻墓地やまはなぼちに建立。
札幌市の事業により平岸霊園に移転しました。
私が父親から聞いた話しですと、
家庭内で、
食べるお金もないのに!
お墓なんて!
…と喧嘩になったそうです。
■ ■
5人も子供がいて、
祖父の本間紀一は当時の国鉄に勤務していました。
とてもお墓を建てるお金があったとは思えません。
奥さんの本間環さんもきつい女性でした。
きっと、
本間家伝統の、
夫婦喧嘩になったと、
子孫の私は想像しています。
■ ■
私が想像するに、
私の祖父、
本間紀一は、
自分の母親のお墓を建てたかったのだと思います。
本間家は、
私の祖父のおかげで、
札幌市でもお墓の一等地である、
平岸霊園にお墓があります。
■ ■
私がお墓を改修する時に、
できるだけ、
祖父が建てたお墓を残したいと思いました。
残念なことに、
地元の墓石屋さんに見てもらったところ、
墓石も、
基礎のコンクリートも、
老朽化しており、
全面建替えが必要だと診断されました。
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ネットでお墓を検索したところ、
たくさんのお墓屋さんがヒットしました。
資料を取り寄せてみましたが、
どうも、
販売している会社と、
墓石を作るところと、
お墓を組み立てる人が違うことに気付きました。
もう少しよく調べて、
Made in JAPANのお墓が少ないこともわかりました。
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私はブランド物にはこだわりません。
服も時計もふつうのものです。
でも、
自分が入るお墓はmade in JAPANにこだわりました。
ネットで見つけたのが、
私の院長日記のような…
親子で石屋日記でした。
私はこの石屋日記のファンになり、
FaceBookでも友だちにしていただき…
とうとう札幌までいらしていただきました。
石屋の親方こと、
島本石材工業の島本壽さまは、
後光がさすような素敵な職人さんでした。
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そうして四国の島本様に建てていただいたのが、
本間家の墓です。
お墓の形や、
キリスト教の十字架は、
祖父が建てたままにしました。
花を植えるスペースも、
祖父が建てたままにしました。
ラベンダーだけは私が選んで植えました。
草取りが大変ですが、
とても気に入っているお墓です。
残念なことに、
島本石材工業の島本壽さまは亡くなってしまいました。
お墓に行って島本壽さまのことを思い出して感謝しています。