医学講座
高齢者の運転免許返納
私が毎日聴いている、
NHKラジオ実践ビジネス英語の杉田敏先生が、
ご自身のFBで取り上げていらした話題です。
My radio program was mentioned on the front page of the Nihon Keizai Shimbun this morning. It referred to Age-Friendly Environment, a theme I took up last month.
今朝の日経新聞1面の「春秋」コラムで、1月のLesson 19のテーマ「高齢者に優しい環境」で取り上げた「免許返納」の件について書いていただきました。これは私にとっても身近な問題となってきています。このところ、車を買い替えるのはもうこれが最後、と思いながら、昨年4月にも新車を買ってしまいました。「自動ブレーキ」など車の性能が向上して、まだまだ大丈夫、と思っているのですが、注意が必要です。自動運転が解決策になるような時代が来るといいですね。
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2018.2.17 日本経済新聞 春秋
子供にとって、高齢期を迎えた親と語りにくい話題は何か。数年前、米国の非営利団体がそんな調査をしたそうだ。「葬儀の計画」や「家の売却」などを抑え、首位になった回答は「車の運転をやめることの必要性]。およそ3人に1人が、この選択肢を選んだという。
▼米国のオフィスを舞台とするNHKラジオの「実践ビジネス英語」も、先ごろこの話を取り上げていた。働く世代にとって「自分の親から車の鍵を取り上げるつらさ」は、それだけ身近で切実な悩みということだ。テキストの解説記事は、運転か便利さだけでなく、生きる誇りも支えてきたかゆえの難しさを指摘している。
▼警察庁が昨年の交通死亡事故の傾向をまとめた。総数は年々減っているが、75歳以上の「高齢運転者]による死亡事故は、この世代の人数が増えたこともあり高どまりしている,昨年は団塊世代が70代を迎え始めた。地方から上京して大都市の郊外に家を建て、休日にはマイカーでドライブを楽しんだ集団が75歳に近づく。
▼米国ではベビーブーマーの高齢化に合わせ、運転で気をつける点をネットで学び、受講者には保険料を割り引く試みが始まっている。買い物や娯楽、学びの場に歩いて行ける町の人気も高まっているそうだ。日本の高齢者も「免許返納を」だけでは抵抗があろう。新サービスから町づくりまで、きめ細かい工夫を重ねたい。
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私にとっても身近な問題なので、
とても興味深く放送をお聴きしました。
確か、
引退した小児科医のことが話題になっていました。
高齢者の運転免許返納も問題ですが、
高齢となった時に、
いつ医業から退くか?
…最近よく考えています。
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私は車の運転をしています。
今から15年近く前から、
自動ブレーキ付の車を買いました。
ディーラーのセールスさんから、
先生、こんな(高い)オプションを、
(ほんとうに)つけるのですか?
…と聞かれた覚えがあります。
自動ブレーキのオプションため、
納期は半年近くかかりました。
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奥さんによく言われます。
あなたはすぐに怒るのに、
車を運転している時は、
あおられようが、
幅寄せをされようが、
怒らないのが不思議
怒っても仕方がないので、
マイペースで運転するだけです。
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自分の医師免許返納は、
いっしょに働いている看護師や職員から、
ずーっといらしてくださっている患者さんから、
先生の手術は受けたくない
…と思われるようになった時が、
やめ時だと考えています。
幸いなことに、
手術用顕微鏡もあるので、
まだ働けると思っています。
やめる時にはきっぱりやめようと思っています。
形成外科の自動運転装置は、
手術ロボットにはまだできません。