昔の記憶
解雇のパイロット活かせないか?
平成30年2月8日、朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
解雇のパイロット活かせないか
主婦 山口泰子(栃木県 63)
夫は日本航空で機長をしていました。2010年の経営破綻(はたん)時に希望退職に応じなかったために整理解雇されました。その基準は病歴と年齢で、55歳以上の機長18人と48歳以上の副操縦士63人、客室乗務員84人の計165人が解雇されました。経営破綻は経営努力が足りなかったためでしょう。しかし、養成に長い時間と多額の費用がかかるベテランパイロットの経験を軽視してよいのでしょうか。
近年、世界の航空需要は増え、日本も東京五輪・パラリンピックを控え、パイロット不足が深刻だそうです。定年が67歳まで引き上げられる中、日航と全日空が私立大などのパイロット養成課程の学生への無利子貸与奨学金に資金協力すると知りました。一人前の副操縦士として乗務するには4、5年の訓練と多額の費用がかかるそうです。パイロットには経験が必要なことの裏返しだと思います。
金融機関からの債務免除と企業再生支援機構から3500億円の出資を受けた日航は、再建直後からV字回復し、大きな利益を上げています。まだ働ける、解雇したパイロットらを現場に戻したり、指導者として活(い)かしたりできないでしょうか。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
投稿者のパイロットの奥様、
山口泰子さんは私と同年代です。
2010年に日本航空は経営破綻し、
JALの株券
私た持っていたたった1枚の株券も、
ただの紙切れになってしまいました。
私と同年代の機長さんが解雇されました。
■ ■
パイロットの定年が67歳になったのなら、
まだ私と同年代でも働けます。
しっかり健康チェックをして、
優秀な後輩を育てる役割もできます。
言葉が通じない外国人機長さんと操縦するより、
若い副操縦士にもいいと思います。
ぜひJALの機長さんを再雇用してください。
まだまだ働けると思います。
私の夢はパイロットになることでした。