医学講座
北海道に3回目の緊急事態宣言
今日は2021年8月26日(木)です。
新型コロナの感染拡大のため、
北海道に3回目の緊急事態宣言が出ます。
私も想定外でした。
9月末には日本美容外科学会が、
10月には日本形成外科学会基礎学術集会があります。
困ったことです。
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2021年8月26日、北海道新聞朝刊の記事です。
道内に緊急事態 飲食店、規制効果に疑問 宣言3度目「抑止は無理」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道内へ3回目となる緊急事態宣言発令が決まった25日、休業を強いられる飲食店関係者から政府の対応を疑問視する声が強まった。昨春から繰り返されてきた宣言発令と解除。規制は強まる一方、感染状況は抜本的には改善してこなかった。「宣言で感染抑止はもう無理」「どう商売を続けろというのか」。諦めと怒りが渦巻いた。
「いまさら休業要請を出したところで、どれだけ感染防止に効果があるのか」。札幌市北区で「居酒屋ふる里」を営む西森栄治さん(60)は肩を落とした。
札幌市内の飲食店に対して、道はまん延防止等重点措置が適用された2日から酒類提供の終日停止と午後8時までの営業時間短縮を要請中。店は2日からすでに臨時休業中で、西森さんは「行政に従って店の感染対策はやっている。それでも営業できないのは納得いかない」と憤った。
札幌市内では時短要請に応じず営業する店も目立つ。道は24日、居酒屋など76店に営業時間の変更を命令したばかりだ。対策強化の一方、感染の拡大傾向は続いており、休業中の札幌・ススキノの居酒屋「北海道海鮮にほんいち」の原田一利社長(54)は「飲食業界への対策で感染拡大を抑え込めないのは明らかだ」と不満を漏らした。
旭川市では25日、新規感染者が過去最多を更新する83人に達した。繁華街3・6街のスナックなどでつくる旭川観光社交組合の奈良岡晴美組合長(68)は「宣言が出ては解除の繰り返し。対応が中途半端だ」と諦め顔。同市内の会社員木田順平さん(31)は「感染が身近に迫っているのは確か。宣言より宿泊療養施設の充実などを優先してほしい」と訴えた。
小樽市の繁華街・花園地区で料理店を経営する浅田修久さん(49)は時短要請から休業要請に変わる27日からテークアウトのみの営業にする。「コロナが長引けば花園で閉店する店が出かねない。活気が失われてしまう」と心配する。
休業要請の対象地域から外れる函館市でも先行きを不安視する声が上がる。同市内のバー経営舘山康宣さん(43)は「時短営業では客が見込めず、支援金も少ない。少しでも高い支援金がもらえる休業要請の対象にしてもらった方がまだ良い」とため息をついた。
北海道科学大の秋原志穂教授(感染症看護学)は「札幌市内の増加スピードはやや落ちてきたが、道内全体では感染拡大に歯止めがかかっておらず、もう少し早く8月上旬に宣言が出ていれば状況は違っていただろう」と指摘する。
道内に重点措置が適用された今月2日以降も日別の感染者数は3桁で推移しており、25日も568人に上った。秋原教授は「人出が増えればどうしても人の気持ちは緩む。宣言で一人一人の行動が変わり、外出を自主的に控えることに期待したい」と話す。(山口真理絵、池野上遥、鈴木孝典)
(以上、北海道新聞より引用)
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飲食業も、
飲食業にお酒を売るお店も、
飲食業と取引がある業界も、
航空業界も、
ホテル業界も心配です。
ワクチンの他に、
早く特効薬が出てほしいです。
医学史では一つの薬の発明で、
世界が変わっていたことが何度もあります。