医学講座
【無料カウンセリング】はありません
今日は2023年3月2日(木)です。
この話題も何度も取り上げています。
無料カウンセリング
無料カウンセリングの罠わな
医師法違反【無料カウンセリング】
無料相談は中止しました
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最初に書いたのは15年前の2008年12月です。
日本の大部分の美容外科は、
自由診療の相談料金を無料にしています。
無料にしているのは、
一人でも多くのお客様をゲットしたいからです。
この相談無料が、
当たり前になってしまっています。
無料なので、
他のクリニックから、
勇敢な受付さんが
敵情視察にいらっしゃることもあります。
私も何回か経験しました。
■ ■
一ヵ月に、
数百万円もの広告宣伝費を使っているクリニックでは、
せっかく来てくれたお客さんを逃がすと…
罰金を取られることもあります。
チェーン店のクリニックでは、
無料相談でゲットした、
大切なお客さんに一円でも多く使ってもらうように…
高額の手術をすすめるところもあります。
このようなクリニックの手口は、
広告に掲載した安い手術はすすめずに、
一円でも高い手術をすすめてきます。
この手術だと取れてしまうとか…
保証がない…
とか適当なことを言われることもあります。
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医師以外のカウンセラーが、
無料カウンセリングに来た患者さんを診察して、
あなたの目は、
両目29,800円の埋没では二重になれません、
両目198,000円の取れない方法です。
…と見積りを印刷して出すことがあります。
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医師以外の職員が、
患者さんの目を見て、
手術法を選択するのは、
視診ししんという立派な診断です。
繁忙期の美容外科医は、
手術をするだけで精一杯です。
とても一日何十人もの患者さんを、
無料カウンセリングする時間はありません。
■ ■
美容外科の優秀な受付カウンセラーさんが、
あなたの目は○○
あなたの脇はわきがです。
当院の○○ドライをすすめます。
…と診断するのは医療行為です。
医師法違反です。
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考えてみてください。
ガンになったとします。
画期的なガン治療法
5年生存率100%、
今なら相談無料、
経験豊富なガン治療専門医が、
無料カウンセリングをします。
こんなTVCMが流れて、
誰が相談に行きますか?
美容医療だけ【無料カウンセリング】が変なのです。
化粧品販売と医療は違います。