医学講座
夕刊配達
今日は2023年9月30日(土)です。
今日で北海道新聞夕刊が終わりです。
道新ファンの一人としてとても残念です。
道新や道新販売店の事情もよく理解できます。
配達員の確保が大変です。
折込広告で配達員募集を何度も見ました。
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今日の北海道新聞、いずみへの投稿です。
夕刊配達
専業主婦として3人の子育てをしていました。夫はトラックの運転手で、不規則な生活。でも私がパートに出るのは難しい。夕方の少しの時間で近所ならと、夕刊の配達をやっていたご近所さんに「辞める時は譲ってね」と声をかけました。
その方は体力づくりのために始めたので、とてもお元気。私は、下の子が小学生になった頃に仕事が回ってきたらいいなあと思っていましたが、予想より少し早く声がかかりました。
長男は小学6年、次男は幼稚園の年長、長女は年中の時です。運動らしい運動から遠ざかっていたので、初めのうちはマンション内の階段の上り下りでかなり息が上がりました。
その勢いでご飯支度はできましたが、片付けまでは厳しい。ちょっと休んだつもりが寝てしまって、真夜中に洗い物をする羽目になっていました。
5年前の胆振東部地震の時は停電になってエレベーターが使えず、10階を超えるマンションの階段を上り下りしました。それでも、もう十分、届けられる体力がついていました。
配達中、子どもが部活でのアクシデントのため救急車で運ばれたと連絡が来て慌てたこともありました。大雪で目の前の道が見えなかったり、ツルツル路面で転んでしまったり…。これからも頑張るつもりでしたが、9月末で休刊。残念です。私を社会復帰させてくれたこの仕事に感謝です。配達した23年間、ありがとうございました。
佐藤裕美(さとう・ひろみ 59歳・新聞配達員)=札幌市豊平区
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23年間もの長い間、
夕刊を配達してくださりありがとうございました。
胆振東部地震の時は、
マンションの階段を上がって届けてくださいました。
今日の読者の声には『夕刊よ、ありがとう』という、
根室の松下要一様の投稿もありました。
夕刊のコラム『魚眼図』を楽しみにしていらしたそうです。
夕刊が無くなるのは残念ですが、
これからは朝刊をじっくりと読ませていただきます。
長い間ありがとうございました。