医学講座

少子化と大学経営

 今日は2023年9月24日(日)です。
 札幌は秋晴れのいいお天気です。
 朝の気温は18℃で寒いくらいです。
 半袖では無理で、
 長袖にジャンバーで自転車で来ました。
 自転車通勤は11月末まで、
 あと2ヵ月です。
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 昨日の院長日記、
 北海道医療大、北広島へ移転で、
 少子化のことを考えてみました。
 大学経営は少子化で大変です。
 読売新聞WEB版に記事がありました。
 2023年4月4日、読売新聞オンラインの記事です。
 私立大の新設を抑制へ、少子化で「定員割れ」相次ぎ…学生確保の見通しを厳格に審査
 文部科学省は、私立大学を新設する際の審査を厳しくし、大学全体の規模を抑制する方針を決めた。少子化の進展で入学者数が入学定員を下回る「定員割れ」大学が増えていることから、学生確保の見通しを客観的なデータや分析で示すことを大学に義務づけた。2025年度開設予定の大学から適用される。
 同省の大学設置・学校法人審議会はこれまで、教員体制や施設、教育課程などに法令上問題がなければ大学の新設を認可してきた。
 その結果、大学は増え続け、文科省や日本私立学校振興・共済事業団によると、1992年に384校だった私大は、2022年に620校となった。一方、この間に18歳人口は4割減少し、同年5月時点の定員割れ私大は半数近くに上る。
 そのため、同省は3月、私大組織の設置審査基準の一部を改正した。学生確保の見通しについて、①新設する大学の地域的なニーズや開設後の18歳人口の推計値を踏まえ、入学希望者がどれだけ集まるかの分析 ②同じような学部をもつ近隣の大学の定員充足状況 ③進学説明会や高校訪問、SNSでの情報発信といった学生募集のための計画や見込まれる効果――などを審査基準に加えた。これらの客観的なデータが示されなければ、設置は認められない。
 近年大学の経営状況は厳しさを増している。同事業団の2020年度調査では、私大を運営する564学校法人のうち、78法人が経営難となった。今年3月に学生募集の停止を発表した恵泉女学園大(東京)も、定員割れから大学経営が難しくなったという。
 金子元久・筑波大特命教授(高等教育論)の話「短大や高校に学生が集まらず、4年制大学を新設するケースも多く、私大の供給過剰を招いた。社会情勢から審査基準の厳格化はやむをえず、大学側も意識を変えるべきだ」

(以上、読売新聞オンラインより引用)

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 18歳人口がこんなに減っているとは知りませんでした。
 北海道医療大学が大学存立への危機で北広島に移転するのは、
 ほんとうだと思います。
 医学部のことしかわかりませんが、
 国公立大学の医学部定員は、
 各大学でみると私の頃より減っています。
 たくさんの優秀な医療人を育成した、
 北海道医療大学が無事に移転してほしいです。

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