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日航機18分で全379人脱出 欧米メディアは「奇跡」

 今日は2024年1月5日(金)です。
 札幌は雪が少なく穏やかな1月の仕事はじめです。
 今日は雨が降る予報です。
 1月2日の羽田でJAL機炎上について、
 朝のTVで放送されていました。
 着陸後に窓から火が見えて、
 機内に煙が入ってくる中でよく無事に避難できたと思います。
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 今日の道新に記事が出ていました。
 2024年1月5日、北海道新聞の記事です。
 日航機18分で全379人脱出 欧米メディアは「奇跡」 専門家の見方は
 新千歳空港発の日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した2日の事故は、衝突から18分間で、全379人(乗客367人、乗員12人)が炎上する機体からの避難を完了した。欧米メディアが「奇跡」とも評した18分間の脱出劇を、専門家はどう見るのか。
 日本航空516便は羽田空港C滑走路に降りた午後5時47分ごろ、海保機と衝突、炎を上げて約1キロ滑走して停止した。機内に煙が立ちこめる中、9人の客室乗務員は8カ所ある非常口のうち、前方と後方の計3カ所に乗客を誘導した。全員が避難し終えたのは午後6時5分。機体全体はほどなく炎に包まれた。
ハイヒールの人少なく
 約30年間、日航に勤務した元客室乗務員の江上いずみ筑波大客員教授は「18分間が長いとは思わない」と評価。さらに「北海道発の便だったことから、ハイヒールの人が少なかった」と分析した。脱出用シューターを使った避難の際、客室乗務員はシューターを傷つけ、空気が抜ける恐れがあるハイヒールは脱ぐよう指示する。スニーカーやブーツなどを履いた人が多かったことが「スムーズな避難につながった」とみる。
 日航によると、同機は8カ所に非常口があったが、そのうち5カ所から炎が見えたため、客室乗務員は使用を断念。機内放送やインターホンが使用不能になり、最後尾の客室乗務員は機長らの指示を受け取れず、自身で状況を判断して脱出用シューターを展開した。江上客員教授は「前のドアしか開けていなかったら(避難の)時間が足りなかったかもしれない」と話す。
厳しい避難訓練
 同社の客室乗務員は年に1回、緊急避難訓練を受ける。座学と実習があり「試験は、合格するまで乗務停止になるほど厳しい」(江上客員教授)という。機体はメーカーや機種によってドアの開け方や消火器の場所が異なるため、乗務員は四つの異なる機種に対応できるように訓練を受ける。
 関係者によると、事故当時に機内にいた客室乗務員9人のうち、4人は2023年入社の新人だった。
 日航の客室乗務員訓練部長を務めた大阪観光大の中村真典教授によると、航空各社は機体に備えられた非常口の半分しか使用できなくても満席の乗客を90秒以内に脱出させる訓練を行っている。「どの非常口を使うかも客室乗務員が冷静に判断したのだろう。訓練通りにしっかり行ったということに尽きる」と語る。
 滑走路での停止後、「早く非常口を開けて」との乗客の叫び声も機内に響いた。客室乗務員の経験がある明星大の児玉桜代里(さより)特任教授は「乗客の声を受けて『早く開けなきゃ』と焦って行動すると、安全確認の手順が狂ってしまう」と指摘。「対応が遅いとの声もあるが、状況が分からないのにドアは開けられない」と話した。
 一方、航空評論家の中村浩美さん(77)=札幌市出身=は避難誘導を評価した上で「今回の事故を受け、安心せず、さらなる改善点はないのか、しっかり検証してほしい」と注文した。(竹田菜七、岩崎志帆、川浪伸介)

(以上、北海道新聞より引用)

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 CAさんは訓練を受けた保安要員です。
 機種ごとに試験があります。
 道新に書いてあるように、
 年に1回、緊急避難訓練と試験があります。
 TVで流れた機内の動画を見ると、
 適切に判断して脱出口を開けたようです。
 乗客同士が荷物を持たないと声をかけていました。
 もし緊急事態になったら、
 今回の事故を教訓に避難します。

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