医学講座
避難所トイレ「もう限界」
今日は2024年1月6日(土)です。
札幌は雪が少ない日が続いています。
このままドカ雪が来ないことを祈っています。
令和6年能登半島地震の死者が増えています。
震度7なので大変なことになっていると思っていましたが、
想像以上に悲惨な状況です。
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2024年1月6日、北海道新聞の記事です。
避難所トイレ「もう限界」 道路寸断、仮設配備遅れ
石川県能登地方の地震被災地で、避難所トイレの衛生環境が悪化している。住宅の倒壊や火災で多くが避難所生活を余儀なくされている中、流す水が不足し、道路寸断で仮設トイレの配備も遅れているためで、「もう限界」との声も上がる。感染症のリスクや、トイレを我慢し水分を取らずに脱水症状を引き起こす危険性も懸念される。
「誰も排せつできない状況だ」。被害の大きい県北部にある珠洲市の泉谷満寿裕市長ら被災地の首長は、オンライン出席する県の対策会議で連日、避難所のトイレを巡り悲痛な叫びを発する。輪島市の坂口茂市長は会議で「ごみ袋の中に用を足し、1カ所に捨てている」と現状を報告、衛生環境悪化を懸念した。
珠洲市内の小学校に避難中の60代男性は「一番欲しいのは水」と訴える。仮設トイレはなく、トイレの数も不足。学校のトイレ前には悪臭が立ちこめ、避難者らが順番待ちの列に並ぶ。断水のため、バケツでプールなどの水をくみ、活用している。学校でのトイレ利用を避け、用を足す時だけ損壊した自宅に戻る人もいた。
県によると、4トントラックで仮設トイレ4基しか運べず、大量輸送が難しい。その上、能登半島は道路が広域で寸断され、被災地に届きにくい状況が続く。3日午後から仮設トイレの県内各地への配送が始まったが、北部を中心に満足に行き渡るめどは立っていない。
内閣府や防災トイレアドバイザー市川ゆかりさんによると、被災者50人に1基を目安に、長期化する場合は20人に1基の配置が望ましいという。市川さんは、断水で手を水で洗えないことも多いので、除菌用アルコールも一緒に準備するべきだとしている。
(以上、北海道新聞より引用)
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2018年9月6日の北海道地震
トイレが困りました。
私の家はマンションなのでエレベーターが止まり、
電気も水も使えなくなりました。
階段を使って水を運びました。
トイレの水までは無理でした。
困ったのが大です。
さいわいマンションの一階は水が出ました。
ペット用トイレを使わせていただきました。
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札幌市内のマンションでは、
停電でも水が出たところがありました。
震源地から離れていたので、
上水道も下水道も無事でした。
道新の写真を見ると、
避難所には水もなくトイレが限界なのがわかります。
北海道で開発されたバイオトイレを届けられたら、、、
…と思っています。