医学講座
手術室の室温
今日は2025年6月28日(土)です。
昨日は最高気温23℃なのに…
冷房を入れていました。
さくらんぼさんから、
膝の時は歩いて手術室に行ったのですが極寒でしたとコメントをいただきました。
季節的なものなのか?
極寒だった理由がよくわかりません。
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ふつうの病院の手術室は、
患者さんに合わせて室温を調節します。
大きな病院でいくつも手術室がある場合は、
部屋ごとに室温調節ができるようになっています。
形成外科で手術をする場合、
局所麻酔の手術でしたら、
患者さんが一番快適な室温にします。
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MKタクシーに乗車すると、
運転手さんから『車内の温度』が快適かどうか聞かれます。
私も患者さんに確認するようにしています。
今の病院は病院の大きな建物の一部を、
手術室にしているところが多いです。
昔の釧路労災病院は、
手術棟という独立した建物になっていました。
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手術棟の暖房は夜間は止めていたようです。
緊急手術が入った時、
一番最初にすることが、
『ボイラーに電話して!』
『手術棟の暖房入れて!』
…でした。
手術室の当直看護師がしていました。
今では考えられないことだと思います。
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それでも手術棟が温まるまでは時間がかかりました。
私たちは患者さんが寒くないように、
保温マットと使ったり、
麻酔科部長の大久保先生は、
救急で使うレスキューシートという、
銀紙のようなシートを使ってくださいました。
なつかしい思い出です。