医療問題

女性のやせすぎ

 平成19年11月11日朝日新聞日曜版の記事です。
 女性のやせすぎ 栄養偏れば脳にも悪影響
 「太りすぎ」に厳しい目が向けられています。メタボリックシンドロームについても肥満対策が柱の一つです。でもその裏で深刻化している問題があります。「やせすぎ」です。
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 厚生労働省の国民健康・栄養調査(2005年)では、20~30代の女性の2割が 低体重(BMI18.5未満)です。
 ダイエットを始めて、体重計に乗るたびに数値が下がると、うれしくなる。周りか らも「やせたね」と言われる。
 とくに周囲の目が気になる思春期は、その「達成感」にはまりやすい。2002年の国民栄養調査では、15~19歳の女性で、低体重だった人の4割が「さらに体重を減らしたい」と考えていたほどだ。
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 その結果―。無月経になったり、不眠になったり、集中力が低下したりして、日常生活に支障が出ることもしばしばだ。拒食症などの病気になってしまうことだって少なくない。
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 「肥満のデメリットに対し、やせすぎがなぜいけないか、発信が少なすぎた」こう指摘するのは女子栄養大の武見ゆかり教授(食生態学)。
 食生活も「控える」ことに焦点があたり、「適量」という考えが伝わっていないのが気になるという。
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 武見さんらは2003年、主食、主菜、副菜を並べ、東京都内の小学生の母親34人に「適量」と思う量を選んでもらった。いずれにおいても、必要と考えられる量より少なかった人が6割以上にのばった。
 母親たちは主に30~40歳代とみられるが、「10代に抱いた『食事は控えめに』という感覚を、そのまま引きずっているのではないか」と武見さんはみている。
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 ダイエットと摂食障害に詳しい大阪市立大の切池信夫教授(神経精神医学)は「若い女性の多くはやせていることを美しさと成功の象徴ととらえている。」
 「でも、その考え方が行きすぎたとき、どれだけ健康を損ねるかを考えてほしい」という。
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 切池さんによると、「OOだけ食べる」といった単食ダイエットや炭水化物を抜くなどのダイエットは栄養不良につながる。
 脳にも悪影響を及ぼし、うつの傾向が強くなることもあり、結局、長続きせずにリバウンドしやすい、という。
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 減量が必要な場合は、3食規則正しく食べたうえで運動を心がける。食事の量を全体的に1割カットし、月1㌔程度の減量を維持していくことを勧めるという。
 「やせた女性がいいとみる世間の風潮、男性の価値観を変えなければいけません」
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 東京女子医大東医療センターの片井みゆき准教授(性差医療部、女性専門外来担当)は「体重だけではなく、一度は骨密度を測ってみてほしい」と呼びかける。
 骨がもろくなる骨粗鬆症は閉経後の女性に多い。女性ホルモンの減少で、骨密度が急速に下がるためだ。腰痛や姿勢の変化をきたし、骨折の危険性が高まる。寝たきりになる割合も高くなる。
 だが、やせすぎの若い女性で、骨密度が70代以降の平均と同程度の人も少なくないという。「目先の外見だけでなく、生涯にわたって若々しく健康でいることの重要性も考えてほしい」と話す。(武田耕太)
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 どんな物をどれだけ食べるのが適量なのか。
  「食事バランスガイド(http://www.j-balanceguide.com/)も参考になる。
 妊娠しても太りたくないと思う妊婦から低体重の赤ちゃんが生まれるケースも問題になっている。
 厚生労働省の指針は、やせ気味(BMI18.5未満)の人は9~12㌔、普通(同上8.5以上25未満)の人でも7~12㌔太るのが適当としている。
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 やせすぎが心身に及ぼす悪影響
・脱毛
・脳萎縮
・聴覚過敏
・不眠
・集中力低下
・ゆううつ気分
・味覚障害
・低血圧
・不整脈
・無月経
・冷え症
・歩行困難
・むくみ
・脱水
・うぶ毛の密生
・皮膚乾燥
・肝・脾機能障害
・腰痛・便秘
・骨粗鬆症
・低身長
 (以上、朝日新聞より引用)
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 BMIとはボディ・マス・インデックスのことです。
 これは体重(kg)/身長(m)2で求められます。
 私は体重62kg、身長171㎝なので、62割る、1.71の二乗(1.71×1.71=2.9241)。
 62÷2.9241=21.2です。BMI指数の標準値は22.0です。私の体型は普通ということになります。
 こちらで計算してくれます
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 BMIが
・18.5未満 やせ
・18.5~25未満 標準
・25~30未満 肥満
・30以上 高度肥満 です。
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 私は、5年前から平成19年4月まではスポーツクラブに通っていました。ほぼ毎日、少しですがスイミングをしていました。
 その時の体重が、60㎏でした。体調は好調でした。
 最近、寒くなって冬物のズボンを出して履いたところ、ウエストがきつくなっていました。ショックでした。
 家内は、『それ以上痩せたら、ますますガリガリになって、みすぼらしくなる』といいます。
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 ただ、ウエストがきついのはイヤなので、元の60㎏にしようと考えています。
 試着した、パンツが入らなかったので、脂肪吸引をしたいという女性の気持ちがわかりました。
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 確かに「やせすぎ」はよくありません。が、出てきたお腹は気になります。
①規則正しい食事。
②バランスのとれた内容。
③適度の運動。
 この3つが健康な体に必要な条件です。
 家内に何といわれようと、私は60㎏に戻して、維持したいと思っています。
 またスポーツクラブに通ってスイミングを続けることを考えています。

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