昔の記憶
北鈴会(ほくれいかい)
昨日の院長日記、
市長さんの声2014
…に山形のさくらんぼさんから、
コメントをいただきました。
山形テレビでも本間市長さんを拝見しますが
頑張っていらっしゃると思います。
本間市長さんの声はわかります。
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北海道では山形テレビは映らないので、
さくらんぼさんから伺って安心しました。
電気喉頭を使った、
機械を喉元に当ててる発声は難しいです。
かなり練習が必要です。
北海道には北鈴会という、
北海道喉頭摘出者福祉団体があります。
■ ■
札幌医大の学生だった35年前に、
耳鼻咽喉科の形浦昭克教授から
教えていただきました。
HPから引用させていただきます。
北鈴会のご案内
喉頭摘出手術を必要とする患者さんへ!
人は生まれながらにして、この世での第一声は、「オギャー・オギャー」と泣くことに始まります。それから今日まで、私たちは一日として欠かすことなく、しかも自由自在に「声」を出して自分の意志を表現して参りました。
この親から貰った「声」を失わなくてはならない心境は、本人以外にはとうてい理解し得ないものです。
私たち北鈴会の会員は、思い、悩み、苦しみ、思案に思案を重ねて、命と引替に「声」を失う決断をした経験者です。
したがって、あなたの今の心境が手に取るように分かります。
今あなたが思い悩んでいることは、病気の原因と治療の見込みがあるのかどうか、それに加えて「声」が出せない生活に対する不安でしょう。
確かに、手術後は従来どおりの「声」を出すことは出来なくなります。でも、あなたの努力次第で、北鈴会の発声教室に出席することにより、必ず、食道発声法などの「第二の声」を修得することが出来ます。
今、あなたにとって一番大切なことは、主治医の先生を信頼し、積極的に病に立ち向かう決断をすることです。そして新しい道を切り開くことです。
どうぞ頑張って下さい。
北鈴会の概要
「北鈴会」は、ノドの疾患により喉頭(声帯)の摘出手術を受けて声を失った者で組織している団体で、昭和39年に会員数27名で同病者の親睦会として発足しました。
その後、昭和47年に札幌医科大学附属病院内に発声教室を開設してからは、単なる親睦会としてよりも、むしろ発声訓練の会として発展し続け、50年には70名、55年134名、60年225名、平成元年321名、5年372名、10年484名、平成15年519名の大世帯となりました。
しかし、最近の少子高齢化の傾向は「北鈴会」にも及び、現在(平成23年)は400名を割っております。
北鈴会の発声教室は、喉頭摘出者の社会復帰のための発声訓練に欠くことが出来ないものとして、北海道と札幌市からは「障害者の明るいくらし」促進事業に、旭川市、帯広市、釧路市、室蘭市、苫小牧市、小樽市及び北見市からは「市町村障害者社会参加促進事業」に採択。
又、平成5年度からは年5回、3泊4日の宿泊発声訓練を全道各地から参加者(新入会員が主体)を募って実施。
貴重な税金でその運営経費の大部分が賄われるようになっています。
このように、北鈴会は、声帯を失くした同病者の任意団体ではありますが、北海道身体障害社福祉協会及び札幌市身体障害者福祉協会にも加盟している公的性格の強い団体として活動をしています。
具体的な活動経過は「北鈴会の歩み」をご覧下さい。
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私が札幌医大に入学したのが、
昭和49年(1974年です)。
今から40年前には、
札幌医大で活動がはじまっていました。
患者さんは、
死の恐怖から、
声を取り戻す練習をします。
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おそらく、
発声の他に、
病気のこと、
再発のこと、
放射線治療のこと、
化学療法のこと、
さまざまな情報交換をされると思います。
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私は、
山形県酒田市の本間正巳市長さんの親戚ではありません。
でも、
大きな病気を克服された方が、
また市長として活躍されると、
健常人には見えないところまで、
よく見えるようになると思います。
本間正巳市長さんに、
がんばっていただきたいです。
東京には公益社団法人銀鈴会があります。
“北鈴会(ほくれいかい)”へのコメント
コメントをどうぞ
議会で話されてる本間市長さんを拝見しましたが、咽頭ガンの手術をして機械をあてて話されているとは、はじめは気がつかないほどでした。かなり訓練なさったのだと思います。 義父は殆どなんて話しているのかわかりませんでした。 本間市長は議会でみんなにわかるように話されていました。 頑張って欲しいです。
術後、病気を自分のものになさったんですね。
脱帽します。
健常者と私は使いますが、健常人という言葉は初めて聞きました。
どう違うのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
失礼いたしました。健常者が正しいかもです。