医学講座
建物の耐震性能より地盤が問題では?
2018年9月6日の北海道胆振東部地震いぶりとうぶ地震。
私は建物明渡訴訟のおかげで、
他の人より耐震性能とか、
建物の構造に強くなりました。
今回の地震で札幌はかなり揺れました。
気象庁地震火山部の発表
…では札幌市内の最高は震度6弱、
私が住んでいる地域でも震度5強でした。
■ ■
私の家の近くにはかなり古い建物があります。
明らかに耐震性能が悪そうな建物もあります。
建物が壊れて赤い紙を貼られた家は、
私の家の近くやクリニックの近くには一軒もありません。
壊れた家もなく、
ビルの外壁が壊れたところもありません。
前日の台風の風のほうがよほど被害がありました。
■ ■
いつものエビデンスがない本間仮説です。
私は地震で建物が壊れるのは、
建物の構造や耐震性能より、
地盤が問題だと思います。
高速道路が壊れた阪神淡路大震災はわかりませんが、
よほど強い地震がきても、
地盤がしっかりしていて、
津波や洪水が来ないところは大丈夫だと思います。
■ ■
これから大地震が来るかもしれない地域の方は、
古い地図や地形をよく調べて、
地盤を心配するのが建物の耐震性能より先だと、
(私は)思っています。
どんなに古いお寺や神社でも、
しっかりした地盤に建っているところは壊れていません。
埋立地に建てられた建物や、
過去に液状化を起こした地域が、
大きな地震で危ないと思います。
地震を体験した私のひとりごとです。
“建物の耐震性能より地盤が問題では?”へのコメント
コメントをどうぞ
前日の台風の事は
地震のショックで記憶にありません。
そうですね、確かに地盤が大切ですね。
友人宅は老朽化してますが全然大丈夫でした。
液状化現象の土地に家を建てた方は
今後も心配ですね。
何とかならないものでしょうか?
お気の毒です。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。耐震性能については細かく基準が変えられていますが、地盤についての対策がないように感じています。明治時代に屯田兵が入植して北海道を開拓した時には地盤がいい場所に開拓使を建てて、地盤のいい場所に集落ができたと思います。大都市圏の埋め立て地がほんとうに大丈夫なのか心配しています。
私の家も5弱くらいでしたがなんとか持ちました。これくらいで簡単に壊れるのはやはり地盤ですかね。私は東海地震が起きるものと思い息子に防災グッズを送りました。ところが北海道で起きるなんてなんで予測できなかったのですかしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私の個人的な感想です。北海道や東北の建物は積雪寒冷地に建てられるので重い雪に耐えられるように頑丈に作ってあるそうです。今回の地震で思ったことは建物自体よりも建てられている場所の地盤や周囲の山が崩れるという地形が問題のように思います。東京オリンピックが開催される湾岸の埋め立て地は大丈夫なのかなぁ~?と心配しています。
うちの近くの道路が陥没していて
驚きました。平行間隔で少し離れた
道路は大丈夫だったので、
本間先生のおっしゃるように地盤が
良くないのかと私も思いました。
「埋立地や過去の液状化」この点を
重視して住宅のことを考えていきたい
ですね。埋立地という言葉で千葉県の
ディズニーランドを思い出しました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私も今回の地震まで地盤のことは考えていませんでした。市立札幌病院を桑園に建設する前に札幌市建築局の方が病院建築のために特別の部屋を古い病院内に作って設計を検討していました。今の市立札幌病院の基礎工事は深くまで掘って地震や災害に対応できるように設計されています。関西国際空港を見てももともと海だったところは、津波にも台風にも弱いと思います。埋立地は大丈夫なのかな?と心配しています。