医学講座
お母さんの手
2007年10月28日に…
手のぬくもりという日記を書きました。
はじめての手術で、
ガチガチに緊張している人がいます。
緊張すると交感神経が働き、
手足の血管を収縮させます。
すると手足はスーっと冷たくなります。
■ ■
他の人の温かい手で、
冷たい手を握ってもらうと、
温かさが伝わり緊張もほぐれます。
手を握るだけで、
『がんばってください!』
という声援が伝わります。
手を握ってもらっていると安心感があります。
人の手は、
どんなに優れた鎮静剤や麻酔薬より効果的です。
副作用もありません。
■ ■
二重埋没法の手術や…
眼瞼下垂症手術で…
不安そうな…
お嬢様の手術に…
お母さんに
手術室に入っていただき…
娘さんの手を…
握っていただくことがあります。
■ ■
逆パターンで…
年配のお母さんの手を、
看護師さんをしている娘さんが、
握ってくださることもあります。
お母さんの手、
娘さんの手、
身内が手術室にいるというだけで…
安心感が…
何倍にもなります。
■ ■
札幌美容形成外科の職員も…
手を握るのが上手です。
手を握らせていただきます
と声をおかけして…
そっと手を握るだけで、
脈拍数(心臓のどきどき)が減ります。
でも…
どんなに上手に手を握っても…
お母さんの手のにはかないません。
■ ■
お母さんに…
手術室に入っていただくと…
手術中に…
出来上がりを確認していただけます。
二重埋没法や、
眼瞼下垂症手術では、
手術中に鏡で確認していただきます。
親子で確認できると…
安心感が倍増します。
■ ■
私は、
手術用の手袋をしたまま…
お母さんと、
お嬢さんの、
2人の♡嬉しい顔♡を見ることができます。
手術して…
満足していただけると、
疲れも吹き飛びます。
残念なことに…
お父さんが手術室に入ることは、
極めてまれです。
“お母さんの手”へのコメント
コメントをどうぞ
私には娘がいないのですが、脊髄腫瘍の後一晩中付いていてくれたのは次男です。出産や手術は とても不安なので、家族にいてもらうだけでも安心するものです。
私の母は 仕事人間だったので 私の手術や出産にはほとんど立ち会いや来ることもなかったのですが、私の息子たちは なにかあったり 具合が悪いと真っ先に私に話してくれます。 手を握ってくれる札幌美容形成外科を選びたいですね。先生もスタッフも心から親身に患者さんの手を握り安心感が増すのですね。 唇の内側の手術の麻酔で血圧が40になり冷や汗 意識が遠のいた事のある私なのでぜひ手を握ってもらいたいです。
でも本間先生ではどきどきして心拍数があがるかも(笑)
手術を受ける者にとって、また、初めての方の場合は特に緊張はあるのではないかと思います。
少しの配慮で、気持ちの持ち方が違ってきたりするのはありますよね。
もうかなり前ですが札幌医大で1泊入院で親不知を抜きました。
何故か抜歯で約1時間半も時間がかかり、頭も痛くなってきて「もうダメ!疲れてきたなぁ・・・」と思っていた時に看護師さんが手を握って下さいました。
とてもホッとしたのと同時に我慢出来ない程の痛みではなかったのに何故かこの時、涙がポロポロ出来てきて、自分でもビックリしたのを覚えています。
「暖かい手」の力は凄いと思います。