医学講座
入学してからも大変です
私が合格できた…
札幌医大27期(1974年入学)の100人の学生も…
卒業時には80人ちょっとに減っていました。
どこの医科大学も医学部も同じです。
大学に入ってからも定期試験で落とされます。
昔の札幌医大は…
一科目でも落とすと翌年はすべてやり直しでした。
■ ■
つまり一年生の時に…
化学を落としたとします。
留年した学生は…
試験に通った…
英語やドイツ語など…
一度合格した科目も…
すべて再履修(さいりしゅう)でした。
■ ■
今は少しシステムが違うようですが、
昔の札幌医大のように…
一科目でも落とせばすべてやり直し、
2年続けて留年すると…
せっかく合格できたのに…
放校(ほうこう)、つまり退学となる大学もあります。
退学にならなくても…
6年間で卒業する医学部を…
7年や8年で卒業の人もいます。
■ ■
信じられないかもしれませんが…
偏差値が日本一高い東大理Ⅲ(医学部)ですら…
7年かかって卒業する学生はいます。
慶應(医)も同じです。
どこの大学医学部も…
入学してからも大変です。
私立医大など…
入学試験よりも…
6年で卒業する方が難しいと聞いたこともあります。
■ ■
もちろん…
7年も8年も10年もかかった卒業し、
医師国家試験にも落ちたお医者さんが…
やぶ医者だとか、
腕が悪いとか、
性格が悪いとか、
まったく関係ありません。
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むしろ苦労して入学し、
苦労して卒業した先生に、
優しくて
患者さんの話しをよく聞いてくれる先生が…
多いように感じることもあります。
入学試験は…
人生にとって大切な関門の一つです。
悔いのないように…
これから数ヵ月の間がんばってください。
受験生を応援しています。
“入学してからも大変です”へのコメント
コメントをどうぞ
そうですか、何年もかかって卒業してたら、
やぶ医者って思ってしまいますよね。
でもその分、努力を積んだので
いい先生の場合が多いのですか。
私にとって、いい先生とは見立て、腕がよく、患者の話をよく聞いてくれるヒーリング効果の方です。
1科目でも落とすと追試にお金がかかるので必死ですよね。 看護学校ですら 昨年の留年の方がいますから。頑張ってください。