医学講座
借金の利息
昨日の院長日記、
開院15周年に、
開業時の借金が6000万円あったと書きました。
借金の額を公表したのははじめてです。
これから開業を考えている、
若い先生のためにもう少し書きます。
■ ■
開院11周年
2015年8月3日の院長日記です。
私は49歳でした。
借金もたくさんありました。
記録を見ると、
借金の利息だけで、
月に15万円以上もありました。
よく返済できたものです。
私の休みも月に4日程度でした。
…と書いてあります。
■ ■
開業してもすぐに収入はありません。
保険診療の場合は、
診療をした翌月にレセプトを作成して請求し、
翌々月の20日過ぎに銀行口座に入金されます。
その間も、
従業員のお給料も、
家賃も、
光熱費も払わなくてはなりません。
あっという間にお金が無くなります。
■ ■
私は開業前に中央クリニック札幌院の雇われ院長をしていました。
その時には、
自分の人生で最高のお給料をいただいていました。
開業時には、
借金6000万円の他に、
自己資金もありました。
それでも資金不足にならないか心配でした。
■ ■
もう少し正直にお伝えします。
難しいのが広告宣伝費です。
広告宣伝費2015に書きました。
フリーペーパーや、
バスの車内放送など、
大手美容外科とは違ったやり方で、
札幌美容形成外科を宣伝しました。
その広告宣伝費が、
月100万円程度でした。
これでも美容外科としては格安でした。
■ ■
銀行との契約によりますが、
最初は元金は返さずに、
利息だけ払うことをおすすめします。
私は利息が月に15万円以上もしました。
広告宣伝費が年間1000万円以上でした。
これから開業される先生に言います。
お金が無くなってから、
追加融資を申し込んでも、
銀行は貸してくれません。
開業時の資金計画は余裕をもってすることです。
最初は利息だけ払うのがいいです。
“借金の利息”へのコメント
コメントをどうぞ
昨日、借金の金額を拝読し
驚いてましたが
借金の利息だけでもかなりなのですね。
自分のクリニックを開院するのは
大変なことですね。
休みも少ないのに
ご病気もせず良かったです。
本日の日記は
開院する予定の先生に
参考になりますね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私も開業するまで銀行からどうやってお金を借りるのか知りませんでした。事業計画を書いて収支見込や資金計画を書いて、、、自己資金がどの程度あるかも重要でした。クリニックの開業でお金がかかったのが設備でした。これから開業を考えていらっしゃる先生は無理のない資金計画でがんばっていただきたいです。借金があったので休みもなく働きました。
クリニックの利子とかはよくわかりませんが、長男は車の借金があり、次男は結婚して、建て売り住宅を買ったので2人とも借金があります。学校に何回も入ったので家にお金はありません。先生は6000万でしたか!すごいと思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私も開業するまでは住宅ローンしかありませんでした。開業する時にコンサルタントの武田栄治社長から親切に教えていただきました。私の事業計画や資金計画も添削していただいて銀行に出しました。融資実行までほんとうに借りられるのか心配で、借りたら返済できるか心配でした。49歳だったからできたのだと思います。
さくらんぼさん
地震、大丈夫でしたか?
本間先生の生きたご経験は、
これから開業されるお医者さま
にとって、とてもためになる、
ありがたいご教授だと思います。
広告宣伝費の高額さに驚きます。
先生のおっしゃるように綿密な
資金計画が大切なのですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。広告宣伝費の使い方が難しいです。お客さんが来ないと心配になり、広告を出したのに(お客さんが)来ないともっと心配になりました。最初はお客さんが来ないものと考えてはじめられるのがいいと思います。
なっちゅんさんへ
ご心配ありがとうございます。宮城の方が揺れたようですが山形は震度3でした。ありがとうございます。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
被害がなくてよかったですね。