医学講座
美容医療診療指針2020
今日は2020年11月18日(水)です。
日本全国でcovid-19の感染者数が増えています。
困りました。
先日、
日本美容外科学会から、
美容医療診療指針を送っていただきました。
日本美容外科学会会報、2020 Vol42 特別号です。
全日本病院出版会から販売されます。
2500円(税別)です。
ISBN 978-4-86519-278-0 C3047
写真はありません。文字だけです。
■ ■
一般の方向きではありませんが、
治療を受ける前に読むと参考になります。
たとえば、
ボツリヌス菌毒素製剤は顔面の表情ジワの改善に有効か?という問いに、
推奨度1治療を希望する患者には、行うことを強く推奨する
推薦文 ボツリヌス毒素製剤注入により、顔面の表情ジワの改善が期待できる
…というように記載してあり、解説文や参考文献もあります。
■ ■
ふつうの人が読んでも、
あまりピンとこない文章もあります。
行わないことを弱く推奨する
とか
治療を希望する患者には、行わないことを弱く推奨する
…という文章もあります。
じゃあやらない方がいいってこと?
…って質問が来そうです。
美容医療関係の訴訟では、
この美容医療診療指針が活躍すると思います。
弁護士さんは購入なさるといいと思います。
“美容医療診療指針2020”へのコメント
コメントをどうぞ
美容医療診療指針のタイトルを拝読し
まさか会報の特別号だとは
予想だにしませんでした。
言い回しが難しいですね。
昔、勉強した民法に似てる気がしました。
民法に苦労しました。
お医者様も大変な職業ですが
弁護士さんも色々勉強しなくてはならなく
大変な職業だと思います。
弁護士さんにも読んで頂き
困ってる方を救って欲しいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。ほんとうは、美容外科を受診しようと思っている人がネットで検索してわかりやすく解説している本があればいいと思います。美容外科に限らず、形成外科でも治療指針は弱く推奨するという表現がよくあります。はっきりおすすめしますとかおやめなさいがあるといいのですが、そんなことを言うのは私くらいしかいません。
これから日本各地
さらに寒くなり
医療も経済も心配です。
インフルエンザの予防接種を
受けてきました。
文字だけの専門書、理解する
のが大変そうですね。
ボツリヌス菌については1歳未満に
蜂蜜を与えてはいけないという事
しかわかりませんでした。
「弱い推奨」→(推奨した治療によって
得られる益の大きさは不確実である、
または治療によって生じる害や負担と拮抗
していると考えられる)
調べてみましたが難しいですね。
今日も勉強になりました。
ありがとうございます。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。専門医でも難しい言葉です。診療指針通りにやってもうまくいかないこともあります。この本はよくできていると思います。
難しくて曖昧な 会報ですね。先生は全部目を通されるのですね。写真があれば読みやすいようですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。美容外科や形成外科に限らず、診療指針は難解です。一番いいのは信頼できる先生を見つけてよく話しを聞くことです。さくらんぼさんの背骨を手術してくださった先生は素晴らしい先生です。