医学講座

北海道2023年度ヒグマ捕殺_最多1804頭

 今日は2024年12月4日(水)です。
 北海道新聞にヒグマのことが掲載されていました。
 北海道2023年度ヒグマ捕殺 最多1804頭 前年度比1.9倍 ドングリ不作で出没多発
 北海道は3日、2023年度のヒグマの捕殺統計(確定値)を公表した。道内で駆除や狩猟などで捕殺された個体は前年度比1.9倍の1804頭で、記録が残る1962年度以降で最多だった。
 2023年度はドングリなどの木の実が不作傾向だったため、道は「冬眠前に食料を探して人里周辺に出没する個体が多く、被害防止目的の駆除が増えた」とみる。
 捕殺の内訳は、農作物の食害や人への危害を防ぐ目的の「有害鳥獣捕獲(駆除)」が9割超の1659頭で、人材育成を兼ねた残雪期の道の「春期管理捕獲」が22頭。このほか、住宅の近くで警察官職務執行法に基づいて警察官がハンターに命令して行った発砲で2頭、日没後に刑法上の緊急避難を適用して行った発砲で1頭が捕殺された。
 猟期にハンターが趣味で行う狩猟は120頭で、12年ぶりに100頭を超えたが、現場の状況などから「有害鳥獣捕獲的な位置付けでの捕獲が多く含まれる」(道ヒグマ対策室)という。
 道によると、全体の捕殺数のうち、雌は約4割の746頭に上った。例年は雌が3割程度にとどまるが、23年度に急増したことについて、同対策室は「警戒心が強く、通常は人前に出にくいとされる雌でも人里に近づかなくてはいけないほど餌不足が深刻だったのでは」としている。
 環境省の統計では、2024年4月~10月末の狩猟を除くクマ捕獲数(速報値)は約580頭で、今後冬眠に入ることを踏まえると、24年度は23年度を下回る公算が大きい。道は今月中にヒグマ管理計画を改定し、来年1月から積極的な捕獲による頭数削減に踏み切る方針。(佐藤諒一)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 北海道新聞社がクマのことを報道してくださりありがたいです。
 私はヒグマが増えすぎだと主張したいです。
 70年北海道で生きてきましたが、
 こんなにクマが出たことはありませんでした。
 1990年度の5200頭から
 2020年度は1万1700頭に増えています。
 1804頭駆除ではまだ足りないくらいです。
 私は1990年3月、横路孝弘知事の時代に決めた、
 春グマ駆除の廃止がよくなかったと考えています。
      ■         ■
 ヒグマは知床半島の奥に住んでいれば十分です。
 札幌市内の住宅地近くにはいなくなってほしいです。
 道南で北大生が亡くなった事故がありました。
 札幌などの都市部でクマとの住み分けは無理です。
 秋田のツキノワグマのように、
 一度おいしい餌があることがわかると、
 クマは住宅地に出てきます。
 知床の山奥にだけ住んでいてほしいです。
 1990年度の5200頭くらいに減らしてください。

“北海道2023年度ヒグマ捕殺_最多1804頭”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    2倍以上に増えたのですか。
    凄いです……

    先生が書かれてるように
    横路元知事の廃止
    よくありませんでしたね。

    市内で共存は出来ません。
    何とかして頂きたいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。春クマ駆除をやめなければ、北海道でこんなにクマが増えることはなかったと(私は)考えています。亡くなった北大生が気の毒です。札幌市内にクマが出るなんて考えられません。私が住んでいた大夕張の山奥でも55年前はクマは出てきませんでした。

  2. さくらんぼ より:

    どれくらい熊がいるのかわかるのでしょうか?
    熊のぬいぐるみの様ではなかったです。
    黒い脚が長くて黒い犬みたいでした。
    大きくなると体重も凄くなるのですから襲われる前に後退りしてなんてできないと思います。
    実際北大生3人のうち2人が亡くなった再現ドラマでは何が悪かったかとか言ってましたが、まず熊の数を減らしてください。
    熊の春駆除をしないのなら偉い方々にどんなに怖いのか体験してもらったらいいと思います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。クマの頭数をどうやって数えているのかわかりませんが、明らかに増えています。北海道のヒグマと本州のツキノワグマでは大きさが違います。ツキノワグマは秋田大学形成外科の手塚崇文先生のご発表では、突然ヤブから出てきて顔を襲うそうです。だから目をやられて失明した人がいるそうです。後ずさりして逃げるのは無理なようです。とにかく頭数を減らすべきです。私は札幌高裁の小河原寧裁判官にハンターがどんなに危険な現場で私たちのためにクマ駆除をしてくださっているか体験してもらいたいです。

  3. えりー より:

    30年間で2倍以上は、
    本間先生のおっしゃるように
    増えすぎたと私も思いました。

    個体数が増えると
    食べ物も少なくなりヒグマも
    生きるために人間との境界に
    近づくのは想像できます。

    獰猛なヒグマと共存するのは
    無理だと思うので、
    これ以上、悲しい事故が起きない
    ように、国に考えてほしいと
    思いました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。これだけ人的被害や農業・家畜の被害が出ているのでクマの頭数をもっと減らすべきです。ハンターが高齢化しているので、公務員ハンターを増やすとか、自衛隊にクマ駆除をしてもらうとか、とにかく国がクマをなんとかしてほしいです。秋田のスーパーに侵入したクマ事件を見ても警察官がタテを持って近づいてもクマに襲われるだけです。警察官のピストルではクマは退治できません。

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