医学講座
新幹線・札幌延伸_2040年代も
今日は2025年3月15日(土)です。
北海道新聞に新幹線の記事が載っていました。
北海道新幹線・札幌延伸、40年代も 有識者会議、報告書提出 「数年後に再精査必要」
北海道新幹線新函館北斗―札幌間(212キロ)の整備に関する国土交通省の有識者会議は14日、開業時期の新たな見通しをおおむね2038年度末ごろとする報告書をとりまとめ、中野洋昌国交相に提出した。想定外のトラブルが起きれば、さらに数年単位で遅れる可能性があるとの見通しも盛り込んだ。今後の対応について、難工事が続くトンネルの貫通にめどが立った段階で、改めて開業時期を定めるのが適切とした。
有識者会議の森地茂座長(政策研究大学院大学名誉教授)は報告書の提出後、記者団に対し、開業時期が2040年代にずれ込む可能性もあるとの認識を示した。その上で「3~5年でトンネル掘削が進み、もう少し正確な情報が分かれば」と述べ、開業見通しを改めて精査する必要があるとした。
報告書では、トンネル工事で最も遅れる可能性がある渡島トンネル(北斗市―渡島管内八雲町)台場山工区の工期見通しから開業時期を検討した。同工区の土木工事は計画より6年程度遅い2030年11月に完了すると予測。その後の軌道・電気工事や試験走行を含めた監査・検査も労働時間規制などで遅れるとし、同工区の完了予定は39年2月となったため、開業時期を38年度末と見込んだ。
難工事は渡島トンネルに加え、羊蹄(後志管内倶知安町―同管内ニセコ町)と札樽(札幌市―小樽市)の3トンネルでも続く。地質全体は把握できておらず、工期予測は不確実性が残るとした。
同日、中野国交相から報告書を示された鉄道建設・運輸施設整備支援機構の藤田耕三理事長は記者団に対し「建設を担う主体として心からおわびしたい」と陳謝した。札幌延伸の当初の開業目標は35年度だったが、2015年に政府・与党の申し合わせで5年前倒しされた。機構は昨年5月、目標の2030年度末開業が困難になったと表明していた。
■ ■
遅すぎる新幹線延伸、戸惑う山線沿線 バス転換不安根強く 観光振興停滞
北海道新幹線の札幌延伸が早くても14年後となり、バス転換されるJR函館線長万部-小樽間(通称「山線」、140.2キロ)の沿線住民からは、在来線の廃止を前提とする延伸計画の見直しを求める声が続出した。バス運転手不足が深刻化する中、在来線廃止後に住民の足がいつまで守られるのかは不透明だからだ。一方、観光関係者からは「観光振興が停滞しかねない」と戸惑いが広がる。
「延伸時期を二転三転させて地域を振り回すのは、住民をばかにしているとしか思えない」。後志管内余市町の農業高橋久義さん(78)は憤る。10年ほど前に心臓の手術を受けてから毎月、妻に付き添われながらJRで小樽市内の病院に通院する。「移動時間はバスの半分ほどで、住民には絶対に必要だ」と話す。
山線の中でも、余市-小樽間(19.9キロ)の沿線住民からは特に存続を求める声が強い。通勤、通学時間帯は混雑し、満席になることも多いが、札幌延伸後は小樽駅まで代替バスを利用しなければならなくなる。
余市駅からJRで札幌西高に通学する大崎留奈さん(17)は、余市町から小樽や札幌の高校に進学を希望する中学生は多いといい、「バス通学は乗り換えに時間がかかってしまう。後輩たちの(進学の)望みをつぶさないで」と訴える。
余市町民でつくる「余市駅を存続する会」代表の笹浪淳史さん(53)は「在来線廃止を前提とした計画は見直すべきだ」とする。
北海道と沿線9市町は2022年3月、山線廃止・バス転換で合意したが、沿線が求める「鉄道並みの輸送力」が前提。運転手不足で、バス各社が現行ダイヤの維持すら困難になるなど合意当時と状況は異なり、笹浪さんは「札幌延伸後の公共交通のあり方を含め、全体の枠組みをもう一度考え直す必要がある」と訴える。
約150人の同管内蘭越町の町民が入会する「山線存続蘭越住民の会」事務局長の橋場操さん(75)は「町内にはマイカーに頼れない人も多く、延伸後も在来線は残してほしい」と要望する。
沿線住民の間には、バス転換後の状況を不安視する声が根強くある。同管内仁木町からJRで小樽双葉高に通う大塚翔太さん(17)は「バスに酔いやすく、JRがなければ別の高校に進学していたかもしれない」。今春小学4年になる弟(9)と小学生になる妹(6)の進路にも影響しかねない代替バスの議論の行方を注視する。「子どもの進路選択を狭めないためにも幅広い世代の声を聞いて議論してほしい」と切実だ。
一方、観光関係者からは落胆の声が広がった。
ニセコリゾート観光協会(同管内ニセコ町)代表の下田伸一さん(49)は「スキーでニセコに滞在した外国人観光客が札幌に移動するなど観光の幅が広がると期待していたのに」。北海道観光機構(札幌)の中村智代表理事(61)は、北海道を訪れる訪日客の増加が見込まれる中、「札幌―函館間を短時間で大量に人を運べる新幹線の開業遅れは残念だ」と語った。
( 伊藤圭三 、熊谷知喜 、舟崎雅人 )
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
やっぱりなぁ~という思いです。
私が生きている間には開通しないかなぁ~?とも感じています。
北海道新聞の別の記事には、
1964年開業の東海道新幹線の場合、
東京-新大阪間の515キロを5年で完成させた。
…と書いてありました。
東海道新幹線と違うとは思いますが、
時間がかかりすぎているのでは?と思います。
■ ■
札幌市内だけかもしれませんが、
北海道新幹線の工事は土日祝はお休みです。
住宅地の騒音問題もあると思います。
山の中だったら、
人さえいれば24時間3交代でトンネル工事ができるのでは?と思います。
私が中学校時代を過ごした大夕張の炭鉱は、
3交代で石炭を掘っていました。
お休みはお正月と炭鉱のお祭りとお盆だけでした。
炭鉱がお休みの時だけシューパロ川の水がきれいになりました。
北海道の住民としては早く開通させてほしいです。
“新幹線・札幌延伸_2040年代も”へのコメント
コメントをどうぞ
今は土日休みが当たり前のようです。
新幹線とは違いますが私の市に素敵な施設ができると思って
楽しみにしていましたが、取り止めになりました。
がっかりです。
新幹線も連結部分が外れ13日まで運休が続きました。東北新幹線はやぶさ、こまち、つばさに影響が出ました。
バスより新幹線が好きな私としましても、1日も早く開通して欲しいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。新幹線の連結部の事故を心配していました。連結で運転ができるようになってよかったと思っています。新幹線工事の求人情報を見たところ、やはり土日祝は休みのようです。お給料がとてもよさそうでした。そうしないとトンネル工事に人が集まらないのかなぁ~?と思いました。私が生きている間に開通して山形に新幹線で行ってみたいです。
2038年度頃なのですね。
その頃の札幌は、どのように
なっているのでしょうか。
エスタやヨドバシカメラのビルも
気になります。
冬の寒さは辛いので、
バスターミナルだけでも早く
お願いしたいと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。やっぱり開通が遅れるようです。ヨドバシの新しいビルはどうなるのでしょうか? 駅前にあった道銀のビルはかなり解体されています。バスターミナルだけでも早く開業してほしいです。
2038年度末頃ですか。
かかりますね。
土日祝日、
工事はお休みとは……。
住宅地の騒音問題も
あるのですね。
長引くのも
しかたないのかもしれませんね。
先生、長生きして新幹線で
山形まで行かれてください。
日記の更新を楽しみにしています。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。新幹線トンネル工事の求人情報を見たところ、土日祝休みになっていました。こうしないと人が集まらないのですね。病院は土日祝も交代で勤務です。私は昔、月に一度か二度しか休みがなかった時もありました。それがふつうだと思っていました。広い道東に形成外科医が私ともう一人しかいなかったので仕方がないです。ご声援をいただきありがとうございます。長生きして山形まで新幹線で行きます。