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エアコン

 私は札幌生まれの北海道育ちなので、暑さにはめっぽう弱い体質です。4日連続の記録的猛暑で参っています。
 暑いと頭はボ~っとするし、夜もよく眠れません。今日の日記更新も遅くなってしまいました。家の居間は深夜なのに、まだ29℃もあります。
 医師になってからは、一日中、空調完備の手術室で仕事をしているので、昼間は快適です。
 快適なクリニックで仕事をしていると、夜、家に帰ってからが大変です。
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 北海道は涼しいのでエアコンはあまり普及していません。私の学生時代は、高校までは学校にエアコンはありませんでした。北海道は喫茶店にエアコンが無いといわれていた時代でした。
 予備校に通うようになってはじめてエアコンの涼しさを体験しました。夏は暑いので予備校の自習室は快適でした。
 私が学生の頃は、札幌医大の教室はエアコン無しでした。扇風機もありませんでした。
 病院でエアコンがついていたのは、検査室の一部だけで、病室にもエアコンはありませんでした。
 今は札幌医科大学にはエアコン完備の立派な図書館がありますが、昔は窓を全開にしても暑い図書館でした。
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 私は暑がりだったので、学生時代にアルバイトで貯めたお金で買ったのが窓用クーラーでした。
 昭和53年に今のロビンソン百貨店の前身である、ヨーク松坂屋が開店ました。薄野にあった松坂屋とイトーヨーカ堂が提携してできたと記憶しています。その開店記念に、GE製の窓用クーラーを特売で売っていました。
 当時のお金で6万円程度でした。自分が稼いだお金で窓用クーラーを買って部屋につけました。
 大学時代の試験勉強や医師国家試験の勉強に役立ちました。
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 平成元年4月から市立札幌病院皮膚科に勤務しまた。生まれてはじめて‘皮膚科医’になり、皮膚科主任医長の嶋崎先生の総回診につきました。
 わずか2年間でしたが、毎週の皮膚科総回診で皮膚病について教えていただきました。
 皮膚病の人は、暑い夏に症状が悪化することが多いそうです。暑くて痒くなり、掻いてキズができて悪化します。
 私は皮膚科の嶋崎先生から、皮膚病にエアコンが効果的であると教わりました。
 老練な皮膚科医である嶋崎先生の持論は『夏は金太郎さんの腹掛けが一番』でした。
 つまり風通しをよくして、汗をなるべくかかないようにすることでした。
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 息子がアトピーだったので、いつも痒いかゆいとアイスノンで冷やしていました。
 息子はかゆくて辛そうで『ボクをアトピーに生んだお母さんが悪い!』と家内に文句を言っていました。
 エアコンは贅沢だと思っていましたが、自分の家を作る時にエアコンをつけました。
 エアコンのおかげで皮膚も快くなり、子供も涼しいのでよく眠っていました。
 アトピー性皮膚炎は、上手にスキンケアーをすると快適に過ごせます。少し贅沢かもしれませんが、アトピーの方にはエアコンをお薦めします。
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 今はエアコンも海外生産の廉価版があります。私が買った窓用クーラーの価格で、6畳用のエアコンが工事費込みで買えます。
 アトピー性皮膚炎の方や受験生にはエアコンをお薦めします。
 快適に過ごすために、涼しさを買うのは贅沢ではないと思います。

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