医学講座

インオペ手術不能

 今日は2019年12月9日(月)です。
 未破裂動脈瘤
 …では手術が絶対必要ではないのに、
 先生から、
 すぐに家族を呼んでください
 手術が必要です

 …と言われた患者さんのことを書きました。
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 今日のタイトル、
 インオペは、
 英語のinoperable
 手術不可能
のことです。
 手術を受けたいのに、
 手術はできません
 …と言われた患者さんから相談を受けたことがあります。
 大腸癌でした。
 いい病院ランクに出るような大きな病院です。
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 患者さんは、
 肺気腫という病気でした。
 在宅酸素を使っていました。
 肺の状態さえ問題がなければ、
 ふつうに手術で切除できる大腸癌でした。
 消化器内科の担当医は、
 肺の状態が悪いので、
 手術はできません
 …と患者さんに説明しました。
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 手術で大腸癌を取り除かなければ、
 次第に大腸が狭くなって、
 便が通らなくなります。
 ちょっと便秘しただけでもつらいのに、
 最悪の場合は腸閉塞になります。
 とてもつらいです。
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 担当医の説明の仕方が下手でした。
 この肺みて
 手術する医者がいたら会ってみたい、、、

 …と患者さんに説明しました。
 その話しを聞いて、
 私の怒りが爆発しました
 なんてこと言うんだ(バカヤロー)
 私は患者さんが手術を受けられるように、、、
 いろいろ考えました。
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 まず、その病院の病院長に手紙を書きました。
 院長は専門は違いますが内科医です。
 私と同年代のいい先生です。
 院長に手紙を書いたら、
 少し丁寧に診てくれたようです。
 でも、
 残念なことに回答は同じでした。
 手術はできません
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 私は私が信頼する外科医に相談しました。
 たけまさ先生なら手術を引き受けてくれるかもしれない
 そう教えてもらいました。
 札幌医大第一外科、
 消化器・総合、乳腺・内分泌外科教授
 竹政伊知朗たけまさいちろう先生です。
 私は面識はありませんでしたが、
 紹介状を作成して診ていただきました。
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 札幌医大麻酔科にも紹介状を書いて、
 麻酔科の先生にも診ていただきました。
 札幌医大麻酔科には、
 とても優秀な麻酔科医がそろっています。
 私が札幌医大に在職中にも、
 難しい患者さんの麻酔をかけていただき、
 無事に手術ができました。
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 肺の状態が悪いので、
 札幌医大でも慎重に検討してくれました。
 リスクはあるけれども、
 手術をお引き受けします
 …と回答をいただきました。
 患者さんも私も、
 涙が出るほどうれしかったです。
 優秀な外科医は違いました。
 手術は無事に終了し、
 何のトラブルも起きませんでした。
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 患者さんは、
 無事に大腸癌を切除していただきました。
 手術から2年を過ぎた今でも、
 癌の再発はありません。
 医者選びは、
 ほんとうに難しいです。
 もし私が大腸癌になったら、
 迷わずに札幌医大の竹政伊知朗たけまさいちろう先生に手術をお願いします。
 

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