院長の休日

リンゼイさんの母の言葉

 平成21年11月11日、朝日新聞夕刊に、
 リンゼイさんの母、
 ジュリアさんの言葉が載っていました。
 我々が娘を失った日に、
 市橋容疑者の両親も息子を失ってしまった。
 娘が殺害されるのも悲しいが、
 息子が加害者になることも
 同じく悲しいことだ
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 市橋容疑者のご両親が、
 TVの前で記者会見をしている姿は、
 同じ親として…
 とてもつらいものを感じます。
 30歳にもなった子どもは、
 親の言うことに耳を傾けません。
 私が30歳の頃は、
 自分でお金を稼いで、
 自分が好きなように生きていました。
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 私が父親の誕生日を祝うようになったのは、
 ごく最近のことです。
 30歳の頃は…
 困ったことでもなければ…
 実家には帰りませんでした。
 市橋容疑者のお父さんが、
 息子に医者になれと強制したとも思えません。
 医学部受験が厳しいのは…
 今も昔も同じです。
 医者は楽で儲かる職業ではありません。
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 市橋容疑者のご両親が、
 リンゼイさんのご両親に、
 一億円を払ったとしても、
 親として…
 自分の息子が重大な罪を犯してしまったという…
 自責の念が消えることはありません。
 どうしてこんな事件を起こしてしまったのか…?
 容疑者へ一番聞いてみたいのは、
 リンゼイさんと市橋さんという、
 2人のご両親だと思います。
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 30歳といえば…
 結婚して…
 家庭を持って…
 孫が生まれても不思議ではない年齢です。
 どんな理由があったかわかりませんが、
 自分が犯してしまった罪を認めて、
 一日も早く…
 すべてを話してほしいと思います。
 若い人には…
 親を悲しませるようなことは、
 しないでほしいと願っています。

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