昔の記憶
結婚を決意した時
先日、札幌美容形成外科の職員から
先生が結婚を決意したきっかけ…?
いつ結婚しようと思われたのですか…?
と聞かれました。
札幌美容形成外科の職員は、
自分の子どもと同年代の、
若い女性ばかりです。
■ ■
口うるさい親爺の私は、
いつも…
あなたたちの年代は…
生涯の伴侶を決める…
人生で一番大切な時期
変な男を掴むんじゃないょ!
を口癖にしています。
私が一番注意しなさいと言っているのは、
信じてはいけない人です。
口ばかりうまい人はどこにでもいます。
■ ■
お医者さんは、いつ結婚するか…?
30年前の私の札幌医大の同級生も、
今どきの医学生も同じ傾向にあるようです。
①在学中に彼女を見つけて、在学中に学生結婚をする人。
②在学中に見つけた彼女と、卒業後に結婚する人。
③卒業後に彼女を見つけて結婚する人。
の3パターンがあると思います。
私は②と③の中間です。
在学中には、ただの知り合いでしたが、
卒業後に結婚を決意しました。
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医学生は女性にもてるというのは誤解です。
他学部と比べると…
授業時間や実習時間が多く
あまり知り合うチャンスはありません。
受験勉強ばかりしてきたので、
女性とお付き合いする作法を知りません。
私自身は、
人生の師である先輩とか、
同級生でも年上の先輩の影響を受けました。
■ ■
私の人生の師である、
写真部の先輩は、
学生時代に知り合った元美容部員の奥様と
卒業後にご結婚なさいました。
私の結婚式の友人代表の先生は、
札幌西高校の同級生で、
同じコーラスの仲間だった奥様と結婚されました。
どちらも素敵な女性でした。
自分も早くいい人と結婚したいと思っていました。
■ ■
ところが…
理想の相手は簡単には見つかりません。
特に、卒業して…
医師国家試験をパスして…
ようやく医師免許証を手にしてからは…
自宅⇔病院の往復でクタクタでした。
とても彼女を見つける時間はありません。
卒業して、
医者になった年の秋に、
たまたま、
北海道旅行に来た奥さんと再会しました。
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当時は携帯もなければ…
メールもありません。
札幌⇔関西の電話料金は、
3分で1,000円以上した記憶があります。
唯一の通信手段は、
‘手紙’でした。
速達で出すのが…
せめてもの贅沢でした。
手紙でいいところだけ見せ合ったので、
無事に結婚できたようです。
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その時は…
この機会を逃すと…
自分はもう一生結婚できないかも…?
という危機感があったようにも想い出します。
結納までの半年間に、
たくさんの手紙を書いた記憶があります。
その手紙のやり取りで、
いろいろな事を確認できました。
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結婚の条件という日記に書いた、
日産自動車のゴーンさんの言葉があります。
共通の価値観、
優先順位など、
共通項(commonality)が
なければなりません。
恋愛感情だけなら
結婚する必要はないでしょう。
私も価値観が同じというのが大切だと思います。
くだらないことですが、
スーパーのチラシを丹念に見るというのも、
大切な価値観の一つだと思います。