昔の記憶

結婚を決意した時

 先日、札幌美容形成外科の職員から
 先生が結婚を決意したきっかけ…?
 いつ結婚しようと思われたのですか…?
 と聞かれました。
 札幌美容形成外科の職員は、
 自分の子どもと同年代の、
 若い女性ばかりです。
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 口うるさい親爺の私は、
 いつも…
 あなたたちの年代は…
 生涯の伴侶を決める…
 人生で一番大切な時期
 変な男を掴むんじゃないょ!
 を口癖にしています。
 私が一番注意しなさいと言っているのは、
 信じてはいけない人です。
 口ばかりうまい人はどこにでもいます。
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 お医者さんは、いつ結婚するか…?
 30年前の私の札幌医大の同級生も、
 今どきの医学生も同じ傾向にあるようです。
①在学中に彼女を見つけて、在学中に学生結婚をする人。
②在学中に見つけた彼女と、卒業後に結婚する人。
③卒業後に彼女を見つけて結婚する人。
 の3パターンがあると思います。
 私は②と③の中間です。
 在学中には、ただの知り合いでしたが、
 卒業後に結婚を決意しました。
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 医学生は女性にもてるというのは誤解です。
 他学部と比べると…
 授業時間や実習時間が多く
 あまり知り合うチャンスはありません。
 受験勉強ばかりしてきたので、
 女性とお付き合いする作法を知りません。
 私自身は、
 人生の師である先輩とか、
 同級生でも年上の先輩の影響を受けました。
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 私の人生の師である、
 写真部の先輩は、
 学生時代に知り合った元美容部員の奥様
 卒業後にご結婚なさいました。
 私の結婚式の友人代表の先生は、
 札幌西高校の同級生で、
 同じコーラスの仲間だった奥様と結婚されました。
 どちらも素敵な女性でした。
 自分も早くいい人と結婚したいと思っていました。
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 ところが…
 理想の相手は簡単には見つかりません。
 特に、卒業して…
 医師国家試験をパスして…
 ようやく医師免許証を手にしてからは…
 自宅⇔病院の往復でクタクタでした。
 とても彼女を見つける時間はありません。
 卒業して、
 医者になった年の秋に、
 たまたま、
 北海道旅行に来た奥さんと再会しました
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 当時は携帯もなければ…
 メールもありません。
 札幌⇔関西の電話料金は、
 3分で1,000円以上した記憶があります。
 唯一の通信手段は、
 ‘手紙’でした。
 速達で出すのが…
 せめてもの贅沢でした。
 手紙でいいところだけ見せ合ったので、
 無事に結婚できたようです。
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 その時は…
 この機会を逃すと…
 自分はもう一生結婚できないかも…?
 という危機感があったようにも想い出します。
 結納までの半年間に、
 たくさんの手紙を書いた記憶があります。
 その手紙のやり取りで、
 いろいろな事を確認できました。
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 結婚の条件という日記に書いた、
 日産自動車のゴーンさんの言葉があります。
 共通の価値観、
 優先順位など、
 共通項(commonality)が
 なければなりません。
 恋愛感情だけなら
 結婚する必要はないでしょう。
 私も価値観が同じというのが大切だと思います。
 くだらないことですが、
 スーパーのチラシを丹念に見るというのも、
 大切な価値観の一つだと思います。

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