昔の記憶

無限の可能性

 若者には…
 無限可能性がある
 決して…
 あきらめてはいけない
 昔、旺文社の大学受験ラジオ講座で、
 勝浦捨造先生が、
 くりかえし述べられたお言葉です。
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 勝浦先生の担当は数Ⅰ(すういち)。
 数学の基礎です。
 先生の関西なまりのあるお言葉、
 今でも覚えています。
 一度や二度の失敗で、
 くよくよするんでない!
 と北海道弁で言います。
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 大学入試でカンニングはダメですが、
 その人の人生がダメになったのではありません。
 昔からカンニングはあったし、
 裏口入学もありました。
 ほんとうに社長になった人もいます。
 今、大学教授をしている先生にも、
 定期試験でカンニングをした人はいます。
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 高額の入学金で、
 私立医大に合格した学生と、
 お父さんが亡くなって…
 お母さんに負担をかけたくないから…
 国立大学に入りたかった。
 …という予備校生を…
 比較することはできません。
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 私は4年間大学の教員をしました。
 残念なこともありましたが、
 実にすばらしい学生さんと出会いました。
 勝浦捨造先生の、
 若者には無限の可能性があるというお言葉は、
 私の心に今も残っています。
 この予備校生が、
 来年も再受験できることを願っています。
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 一部の私立大学には合格しているようです。
 入試の答案を再点検して、
 不正がなければ、
 合格取り消しは避けてほしいです。
 私の考えは…
 (悪いことでも…)
 これだけのことができた学生は、
 他の生徒とは違うところがある。
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 よい方向へ…
 その才能を伸ばしてあげるのが、
 教育であり、
 教員の腕の見せ所です。
 マスコミでは大きく報道していますが、
 報道している人の中にも、
 俺だって昔やった人は…
 必ずいるはずです。
 若者の可能性を伸ばしてあげたいです。

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