昔の記憶
無限の可能性
若者には…
無限の可能性がある。
決して…
あきらめてはいけない。
昔、旺文社の大学受験ラジオ講座で、
勝浦捨造先生が、
くりかえし述べられたお言葉です。
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勝浦先生の担当は数Ⅰ(すういち)。
数学の基礎です。
先生の関西なまりのあるお言葉、
今でも覚えています。
一度や二度の失敗で、
くよくよするんでない!
と北海道弁で言います。
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大学入試でカンニングはダメですが、
その人の人生がダメになったのではありません。
昔からカンニングはあったし、
裏口入学もありました。
ほんとうに社長になった人もいます。
今、大学教授をしている先生にも、
定期試験でカンニングをした人はいます。
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高額の入学金で、
私立医大に合格した学生と、
お父さんが亡くなって…
お母さんに負担をかけたくないから…
国立大学に入りたかった。
…という予備校生を…
比較することはできません。
■ ■
私は4年間大学の教員をしました。
残念なこともありましたが、
実にすばらしい学生さんと出会いました。
勝浦捨造先生の、
若者には無限の可能性があるというお言葉は、
私の心に今も残っています。
この予備校生が、
来年も再受験できることを願っています。
■ ■
一部の私立大学には合格しているようです。
入試の答案を再点検して、
不正がなければ、
合格取り消しは避けてほしいです。
私の考えは…
(悪いことでも…)
これだけのことができた学生は、
他の生徒とは違うところがある。
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よい方向へ…
その才能を伸ばしてあげるのが、
教育であり、
教員の腕の見せ所です。
マスコミでは大きく報道していますが、
報道している人の中にも、
俺だって昔やった人は…
必ずいるはずです。
若者の可能性を伸ばしてあげたいです。