医学講座
正しい知識と情報を得る
福島原子力発電所の危機が報道されています。
正しい知識と情報を得て、
しっかりと行動することが大切です。
ネット上には、
誤った情報もあります。
落ち着いて行動することです。
■ ■
放射線医学総合研究所の情報が、
役に立ちます。
最悪の事態は、
核の灰(フォールアウト)が降ってくることです。
放射性降下物、
第五福竜丸の
死の灰が有名です。
1954年3月1日に起きた事件です。
■ ■
マーシャル諸島近海において操業中に、
ビキニ環礁で水爆実験が行われました。
その降灰を数時間浴びて、
被曝しました。
漁船の無線長だった久保山愛吉さんが、
半年後の1954年9月23日に亡くなりました。
私たちの世代は覚えている事件です。
■ ■
今回の福島原発の事故で、
ここまでの被害が出るとは…
今の時点では考えられません。
ただ、
火災が鎮火できなければ、
放射能汚染が拡大する可能性があります。
■ ■
死の灰が降るのは…
最悪の時です。
死の灰は、
砂粒に似ています。
ブラシで落としたり、
洗い落とすことができます。
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最悪の時は、
外に出ないことです。
屋内で待避します
窓やドアを全て閉め
換気扇を止めます。
外からの空気が入らないようにします。
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死の灰でなくても…
放射性物質を含んだ雨にあたったら、
除染(じょせん)という
放射性物質を取り除く作業が有効です。
身体についた場合は
シャワーで洗い流します。
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髪をシャンプーする。
顔を洗う。
体を洗う。
耳の中、爪の間も洗う(石鹸、ボディソープ)。
とにかく洗い流すことです。
それも…少しでも早く。
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シャワーや水が使えない場合
洋服、靴をぬいでビニール袋に入れる。
布やウェットティッシュなどで拭いとる。
ふきとった布などはビニール袋に入れて捨てる。
布も何も無ければ…
ほうきやブラシで払いのける。
最悪の事態にならないように、
早く原発を何とかしてほしいです。