医学講座
尖圭コンジローマの症状
さくらんぼさんからご質問があった、
尖圭コンジローマの症状です。
写真は、
宮川クリニックHPをご覧ください。
院長の宮川善二郎先生は、
2008年1月22日の院長日記でご紹介しました。
何度かメールのやり取りをしました。
真面目な先生です。
■ ■
尖圭コンジローマは、
性器にできるいぼです。
手や顔にできるいぼと、
似ています。
先が尖っていたり、
大きくなるとカリフラワー状になります。
■ ■
手にできるいぼも、
尖圭コンジローマのいぼも、
ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)というウイルスが原因です。
ただ、
手のHPVと
尖圭コンジローマのHPVは、
型が違います。
■ ■
手のいぼは、
接触によってうつります。
指が接触すると、
自分の指から指へうつります。
尖圭コンジローマのウイルスは、
性的な接触でうつります。
接触からいぼができるまで、
3週間から8ヵ月(平均2.8ヵ月)といわれています。
■ ■
痒みなどの症状がないため、
よく見ないとわからないことがあります。
また…
再発率が高いので、
治ったと勘違いして、
パートナーにうつすこともあります。
■ ■
いぼで死ぬことはありませんが、
尖圭コンジローマになった女性は、
子宮頚癌のウイルスにも、
感染している率が高いです。
ウイルスに感染しても、
全員ががんになるのではありません。
家系にがんの方がいらっしゃれば、
しっかりと検診を受けていただきたいです。