医療問題

私たちにできること

 未曾有(みぞう)の大災害に…
 言葉を失っています。
 こんな非常時に、
 美容整形かょ。
 そんな場合じゃないだろう…
 というご意見の方もいらっしゃることと思います。
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 私たちのクリニックは、
 美容形成外科が専門です。
 今から…
 災害救急病院にはできません。
 設計も違います。
 札幌には…
 負傷者もいらっしゃいません。
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 今回の地震と津波は、
 想像を絶する規模です。
 何と言葉をかけたらよいかわかりません。
 私たちにできることは何か…?
 考えてみました。
 この年齢で…
 被災地へボランティアで行っても…
 若い先生の邪魔になるだけです。
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 自分の体調を崩したら…
 それこそ周囲に迷惑をかけてしまいます。
 私にできることは、
 できる限り今までの診療を継続する。
 真面目に一生懸命働く、
 それが自分にできることだと思います。
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 避難所生活では、
 お風呂もシャワーもありません。
 飲み水の確保も大変です。
 そんな時に…
 わきの汗が多い人は大変です。
 ただでさえ落ち込んでいるのに…
 ますます落ち込んでしまいます。
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 この災害の復興には、
 人手も時間もかかります。
 被災地以外の札幌で、
 わきの汗の手術をすることで…
 将来、その人が快適に生活できるようになる。
 間接的に…
 復興のお手伝いができることになる。
 …と考えています。
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 厚生労働省にお願いしたいことがあります。
 今の制度では、
 保険証を持たない人の治療はできません。
 災害で保険証を紛失した人の治療は、
 保険証無しでできるようにしてください。
 自己負担分免除も、
 今の制度では違法です。
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 被災したお年寄りが、
 お金がなくて、
 お薬をもらえない場合…
 自己負担分免除にすると…
 歯科無料診療で、
 処罰された札幌の歯医者さんのようになってしまいます。
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 今回の地震の後で、
 厚生労働省から…
 正式の通達は何もありません。
 この非常時に、
 何が必要なのかを考えて…
 弾力的な規則の運用を行ってほしいです。
 被災者には、
 自己負担分免除を認めてください。

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