医学講座
大切にされていた診察券
子どもさんが小さいので…
手術後の安静が保てません…
手術は無理です。
ご実家のお母さんに…
子どもさんの面倒をみていただくか…
子どもさんが大きくなるまで待って…
手術を検討してください。
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こんな説明をすることがあります。
きれいに治すには…
手術後に安静にしている必要があります。
小さな子どもさんがいらっしゃるお母さんは…
年中無休で…
有給休暇なしです。
人生で一番忙しい時期です。
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私がこんな説明をするのは…
無理に手術をして…
治りが悪いだけではなく…
大切なご主人との仲が悪くなったら困る…
…という老婆心からです。
偏屈ながんこじじいです。
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あきらめて…
他の美容外科へ行かれる方もいると思います。
心ない美容外科もあります。
他でやったけど…
やっぱりダメだったと再受診される方もいらっしゃいます。
他の美容外科でやって…
うまくいっている人もいると思います。
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子どもが大きくなったので…
手術を受けたいと思います…
…と7年ぶりに受診してくださった患者さんがいらっしゃいました。
その方は…
札幌美容形成外科の診察券を大切に持っていてくださいました。
7年前の診察券には…
当時勤務していた…
ベテランの受付さんの字がありました。
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ちょっと特徴がある字なので…
すぐにわかりました。
7年間も大切にしていてくださったのだなぁ~
感慨深いものがありました。
たった一枚の診察券ですが…
その方の思いが伝わったように感じました。
しっかり治して差し上げます。
持っていてくださってありがとうございました。