医学講座
顔で傷が目立ちやすい部位①
キズが目立ちやすい部位
…という院長日記を、
2009年8月26日に書いています。
今日は…
顔の中で…
傷が目立ちやすい部位についての解説です。
■ ■
美容整形で手術をすると傷が残らない…???
美容外科で名医が手術をすると…
傷がわからなくなる…
…という誤解があります。
どんな名医が手術をしても、
傷は残ります。
目立ちやすい部位と目立ちにくい部位があります。
■ ■
顔で傷が目立ちやすいのは…
動きが大きな部位です。
口は毎日動きます。
上口唇や…
下口唇は…
ものを食べたり、
笑ったりすると大きく動きます。
■ ■
唇裂という病気があります。
生後3ヵ月頃に手術をします。
傷が目立たないように…
抜糸をした後も3ヵ月間程度は…
口唇から頬にかけて長いテープを貼ります。
授乳でも傷に力がかかるので、
先が細い特殊な哺乳瓶を使います。
■ ■
大人で3ヵ月もテープを貼るというと…
たいていの人は、
え~っ???
3ヵ月も貼るんですかぁ~?
…と言われます。
創が安定するまでの間…
傷に負荷がかかると赤く盛り上がります。
■ ■
美容外科の傷が目立ちにくいのは…
傷が目立たない部位を『切る』からです。
交通事故などでけがをすると、
目立つ部位にも傷ができます。
少しでも目立たなくするためには、
テープ以外にもいろいろな方法を使います。