医学講座
眉の高さと額のシワの左右差に注意
ありがたいことに…
私の院長日記は同業他社の先生にも…
読んでいただいていいます。
学会などで…
『院長日記読んでます!』
…と声をかけていただくことがあります。
専門誌に投稿するより…
私の考えをよく理解していただけます。
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札幌美容形成外科で一番多い手術は、
保険診療の眼瞼下垂症手術です。
ただ…
やればやるほど難しい手術だと痛感します。
一番難しいのは…
微妙な左右差がある患者さんです。
本人も気付いていないことがあります。
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手術中の確認②
…という2010年12月21日の院長日記。
二重の幅と眉の位置③
…という2012年01月06日の院長日記。
…に書いてあります。
大切なのは…
手術中に確認して、
状態によって微調整をすることです。
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他院で何度か手術を受けている方…
埋没法を何度も受けている方…
今まで何回手術を受けたかわからない方など、
瞼の中が傷だらけで…
何度、調整をしても治らない人もいます。
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もともと左右差がある方は…
この手術中の調整に苦労します。
片側だけ眉が上がっている人は、
超難しいです。
視力の左右差、
長年の癖など、
どう調節しても難しい人がいます。
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難しい眼瞼下垂症は…
40代の女性に多いです。
ちょうど…
視力が衰えてくる年齢です。
私も40代には…
眼鏡を何個も作りました。
女性はちょっとした左右差にも敏感です。
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少しでも快適な目にするため、
とても注意して手術をしています。
私が注意するのは…
眉の高さの微妙な左右差です。
女性だと…
剃って自分で描いている人もいます。
そんな人は眉の部分の筋肉の高まりを見ます。
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額のシワにも注意します。
ボトックスでシワを取っている人はわかりませんが…
右の額だけ細いシワが2本ある…
…というような患者さんは要注意です。
気づかずに手術をしてしまうと…
手術後に左右差が出ることになります。
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これだけ注意して手術をしていても、
2時間も…
3時間もかけて…
丁寧に手術をしても左右差が出ることがあります。
一日に2件手術するのがやっとです。
自称手術経験豊富な眼科形成外科では、
一人で一年間に1,000件もの…
眼瞼下垂症手術をしているところがあるようです。
こんなクリニックは危険です。
眼科専門医+形成外科専門医もあてになりません。