医学講座
病院でえらくなる?
医学系の大学や専門学校は、
失業のリスクが少ないので…
全国的に人気があります。
特に看護職は…
診療報酬制度が変わったこともありますが、
私が医師になってから…
格段に待遇が良くなりました。
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私の父が現役の頃は…
病院では…
院長、
事務長、
薬局長が…
病院の3役だったと記憶しています。
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法律上の管理者が院長。
病院の全責任を負います。
事務系で…
病院の金銭管理から、
資金計画までを担当するのが事務長。
薬局長は…
薬価差益が病院の収入源の一つだったのが理由だと思います。
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時代は変わりました。
看護師の職位
…という2008年1月12日の院長日記に書きました。
看護職は飛躍的に昇進しました。
札幌市の場合は、
理事(局長職)に看護職のトップが就いています。
看護職が病院幹部になりました。
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一般の会社でしたら、
昇進試験を受けて…
係長
↓
課長
↓
部長
…と昇進するとおめでたいことです。
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病院では…
もちろん昇進はすごいことですが…
昇進すると患者さんのそばから離れます。
病院幹部は…
正直なところあまり楽しそうではありません。
開業医になって『常に患者のそば』
…という2012年2月28日の院長日記に書きました。
大きな病院になると…
会議や出張で患者さんのそばから離れます。
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私のように…
個人経営のクリニックになると…
診療はもちろん…
給与計算から資金計画、納税まで…
すべて私の担当となります。
良いことばかりでもありません…
クレームや苦情もいただきます。
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これから医療人を目指す方には…
しっかりと勉強していただき…
知識と技術を身につけていただきたいです。
社会人入学をなさった同級生から…
たくさんの常識を教えてもらってください。
医療は楽しいことばかりではありません。
つらいこともあります。
病院で偉くならなくても…
常に患者さんのそばにいて…
困っている人のために働けることが…
いいことだと思います。
医学の勉強は楽しいですょ。