医学講座
病院でえらくなる?
医学系の大学や専門学校は、
失業のリスクが少ないので…
全国的に人気があります。
特に看護職は…
診療報酬制度が変わったこともありますが、
私が医師になってから…
格段に待遇が良くなりました。
■ ■
私の父が現役の頃は…
病院では…
院長、
事務長、
薬局長が…
病院の3役だったと記憶しています。
■ ■
法律上の管理者が院長。
病院の全責任を負います。
事務系で…
病院の金銭管理から、
資金計画までを担当するのが事務長。
薬局長は…
薬価差益が病院の収入源の一つだったのが理由だと思います。
■ ■
時代は変わりました。
看護師の職位
…という2008年1月12日の院長日記に書きました。
看護職は飛躍的に昇進しました。
札幌市の場合は、
理事(局長職)に看護職のトップが就いています。
看護職が病院幹部になりました。
■ ■
一般の会社でしたら、
昇進試験を受けて…
係長
↓
課長
↓
部長
…と昇進するとおめでたいことです。
■ ■
病院では…
もちろん昇進はすごいことですが…
昇進すると患者さんのそばから離れます。
病院幹部は…
正直なところあまり楽しそうではありません。
開業医になって『常に患者のそば』
…という2012年2月28日の院長日記に書きました。
大きな病院になると…
会議や出張で患者さんのそばから離れます。
■ ■
私のように…
個人経営のクリニックになると…
診療はもちろん…
給与計算から資金計画、納税まで…
すべて私の担当となります。
良いことばかりでもありません…
クレームや苦情もいただきます。
■ ■
これから医療人を目指す方には…
しっかりと勉強していただき…
知識と技術を身につけていただきたいです。
社会人入学をなさった同級生から…
たくさんの常識を教えてもらってください。
医療は楽しいことばかりではありません。
つらいこともあります。
病院で偉くならなくても…
常に患者さんのそばにいて…
困っている人のために働けることが…
いいことだと思います。
医学の勉強は楽しいですょ。
“病院でえらくなる?”へのコメント
コメントをどうぞ
たくさんの患者さんと接し 経験を積み よき医療人になって欲しいと思います。今日 次男の友人から葉書が来ました。 働きながら30歳で准看護学校に入りこの春、正看護学校に入りました。 ○○君と一緒に働く事が夢です。と。 今は東京ですが、お母さんが一人札幌にいるので将来は札幌で看護師を続けるそうです。 がんばれ○○君!
先生はスタッフさんはいても、1人で全てこなしているようなものなので大変だと思います。
クレームを直に受けるのは嫌でしょうが今後の対処法(オペ、受け答え)にもなるのでよしとして下さいね。
酷な言い方でしょうか…
申し訳ございません。