医学講座
第56回日本形成外科学会②
今日から第56回日本形成外科学会がはじまりました。
今朝の東京は強風でした。
列車の運行に支障が出たところもあるようです。
悪天候にもかかわらず…
たくさんの先生が参加しています。
私が形成外科医になった頃と比べて…
学会員も多くなりました。
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平林会長が開会のごあいさつで、
『他の学会とは違う学会』
…と強調なさっていらっしゃいました。
会場には…
青いバラがありました。
はじめて見ました。
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午前中は…
ミニシンポジウム1
唇裂における対称性を得るために
…を聴きました。
私が唇裂の手術をしていた頃は、
Millard法(ミラード法)でした。
今はFisher法(フィッシャー法)の施設が増えているようです。
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唇裂手術は…
生後3ヵ月くらいで…
赤ちゃんの時に手術をします。
成長後の18歳とか20歳頃の結果を予測して…
手術方法を検討します。
数多くの手術をなさった会場の先生から…
Fisher法では組織切除量が多く…
将来、変形を起こす原因となる
…と発言がありました。
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私も将来の変形が気になりました。
Fisher法(フィッシャー法)で手術をしている先生も…
その点を気にして…
術式を変えていらっしゃるようです。
唇裂はどの症例も違います。
将来を見据えた手術は、
小さな赤ちゃんにとって大切です。
会場の先生は熱心に聴いていました。
はじめて見ました