医療問題
ノロ検査、全年齢に保険適応を
ノロウイルスによる浜松市の集団感染が問題になっています。
給食のパンについたノロウイルスが原因の食中毒です。
患者さんは小さな小学生や幼稚園児、
お見舞い申し上げます。
札幌でも、
鮨店で感染がありました。
有名店や、
回転寿司でもありました。
目に見えないウイルスは怖いです。
ノロウイルスにアルコール消毒は効きません。
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次の文章は、
平成26年1月16日(木)、
朝日新聞朝刊、声の欄への投稿です。
私はお腹が弱いので、
腹痛患者さんの気持ちがよくわかります。
下痢や嘔吐の症状も辛いです。
ノロウイルスの検査が、
すべての年齢で保険適応になってほしいです。
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ノロ検査、全年齢に保険適応を
医師 北條徹(福島県 59)
毎年冬になると、ノロウイルス感染による胃腸炎が猛威をふるいます。高齢者施設、保育園、学校、病院、職場など社会のあらゆる集団に広がり、時には死者もでます。
そのため、感染の診断は重要ですが、保険で検査できるのは3歳未満と65歳以上のほか、抵抗力の弱い疾患を持つ方などに限られます。保険適応でない年齢で検査したい場合は、自費診療になります。
しかし、日本では自費と保険の混合診療が認められていませんので、病院側がサービスで検査しない限り、現場では事実上できない状況です。
患者は職場や学校などから検査を受けて来いと言われても、病院ではできないと言われて患者も医療者も困っています。
感染対策にはウイルスの特定は重要です。保険を適応しなければ逆に多くの医療費を使ってしまうことになると思われます。全年齢での保険適応を求めます。
(以上、朝日新聞より引用)
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日本の医療保険制度は世界に誇れるシステムです。
でも、
このノロウイルス検査のように、
時代に合っていないものがたくさんあります。
はっきり言って、
厚生労働省が悪いです。
自分の子どもや孫が、
ノロウイルスで腹痛になって苦しんでもいいのですか?
すぐに全年齢で保険適応にしてください。