医学講座
誰に習ったかというのがとても大切です
最近とても印象に残ったお言葉です。
ある形成外科教授が、
形成外科を志す、
若い先生に送ったメッセージです。
私も同感です。
その通りだと思いました。
ご紹介いたします。
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形成外科の世界は、
誰に習ったかというのがとても大切です。
手技だけでなく、
患者に対する対応や、
患者に対する姿勢、
疾患に対する謙虚さ、
軟部組織に対しておごらなさ。
失敗したときの姿勢、反省、
周囲の医師に対する態度。
医師として責任をいかに取るかという医師としての基本的な態度。
さまざまなものを、良いことも悪いことも含めて見ることが大切です。
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形成外科は楽で儲かる科ではありません。
手術結果を評価してくれるのは、
患者さん本人です。
手術がうまくいくと、
喜びを共有できるますが、
うまくいかないこともあります。
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派手な科でもありません。
形成外科と美容外科は違います。
手術点数は他科と比較して低いと思います。
何時間もかけて手術をしても、
苦労が報われないこともあります。
細い一本の血管が詰まっただけで、
遊離皮弁があっという間に壊死になります。
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私は大浦武彦先生という素晴らしい恩師に恵まれました。
北大形成外科の先輩から、
手取り足取り教えていただきました。
形成外科医になってよかったと思っています。
保険診療でも自由診療でも、
患者さんの評価は厳しいです。
眼瞼下垂症手術も…
ちょっとした左右差でもクレームになります。
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医師として責任をいかに取るかという
医師としての基本的な態度。
これが欠如している先生も…
残念なことですがいるのが現実です。
このメールを受け取った若い先生が、
立派な形成外科医になることを祈っています。